神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~19-29話
「ポメリー事務官ご苦労様でした、これでなんとか補償が出来ます。で?どうでした高町家は?」
「はい、とっても優しくて暖かくて良い家庭でした、私まで家族みたいにお付き合いさせて貰えて、それに聞いていた話ともの凄く違うんですよね、もっと怖い人たちだと思っていたのに……」
「まあ、それが真実でしょう、彼らは怒らない限りは極めて安全ですから」
「ええ、人間誰でも怒れば恐いですからね」
「所でポメリー事務官、これに乗ってみない?」
レティが取り出したのは体重計だった。
「うう、やっぱり……よ、4kgも増えてる~!」
「そりゃどう見たって太ったって判るでしょ、そのもの凄くつやつやな感じといい、
明らかに丸くなった顔といい、どれだけリゾートしてたんだか?」
「ぁ、あのですねえ、そりゃご飯がもの凄く美味しかったですし、
お代わりしても怒られないし、翠屋のケーキは最高だったし…………」
こうしてポメちゃんはダイエット地獄に堕ちていった。
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~19-29話 作家名:酔仙