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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~19-29話

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第22話 全面勝訴

 原告控え室
 先ほどから花束を持った人間が何人も訪れている。
全員航空武装隊のメンバーだ。
「レジアス長官が謝罪するまではお見舞いすら行かせて貰えなかった物で……」
 みんななのはの同僚達だ。
そう、上司の顔を潰さない為お見舞いすら禁止されていたのだ。
 ここまでお見舞いが多いのはなのはの人柄による物だった。
年齢の分け隔て無く実力差が有ろうが無かろうが関係なく仲間としての付き合いを大切にしていたなのはだからこそ多くの仲間が集まってくれた。
 もの凄い花束で埋め尽くされる控え室、みんなが掛けてくれる言葉が暖かい。
 士郎は思った、管理局にも良い人間はたくさん居る、だが許されざる者もたくさん居るのだと。
 お昼の後、トイレに行って裁判に備える、
因みに原告、被告、証人は裁判が終わるまで別々の控え室で合うことは許されない。
「あ~あ、なんか私たち蚊帳の外だよね?」
 つまらなそうになのはがそう言う。
「仕方ないじゃないか?これが裁判という物だ」
 士郎はそう答えた、桃子も何か不満そうだ。

 因みに、原告として来ているのは、士郎、桃子、恭也、なのはだ。
美由希は店番である。