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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~30-40話

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第38話 クリスマス


 12月24日毎年恒例のクリスマスパーティー、
昨年はなのはの事故の為中止されたが今年は盛大に行われている。
 高町家からはなのはと恭也が参加していた。
 因みに残りは翠屋のクリスマスイベントの為とてつもなく忙しい状態にある。
 先週、回りに多大な迷惑を掛けたばかりだと言うのにまたレティ提督が参加している、いやはや困った物だ。
 今回管理局はレティ提督が醜態ぶりを晒さない為に息子のグリフィス君を付けて寄こした。
 なのは達より一つ年下の彼は背も低く可愛い弟分だった。
特にフェイトとはやてに可愛がられ結構モテモテだ。
 レティからしてもフェイトかアリサとくっついてくれるのが望ましいと考えているようだ。
 それにしても多いのはどこかの議員や商社の部長クラス以上と思われるいかにも金のある所に群がりそうな連中ばかり、見ていて辟易する。

 主賓のアリサはそんな連中に営業スマイルで挨拶して回る。
まあ、これも次期バニングスグループの当主たる者の努めである。
実際、アリサは5年生になる頃から150もの会社を任された最高経営責任者なのだ。
 バニングスグループ全体では5万数千社もある会社のごく一部ではあるが、
その全てに目を配り赤字は一つも出させていない。
また、次元世界との取引もアリサの会社で行っているのだ。
 それだけの能力を持っているからこそ将来を嘱望されているのだ。
因みにアリサの月収は軽く1億を超える。
「レティ提督、もう少しお酒の輸出量を増やしたいんですが、そちらに販売チェーン店を進出させても宜しいでしょうか?」
 アリサにそう話しかけられちょっと困るレティ提督、下手に断る事も出来ない何せ借りがある。
 しかし、本来管理外世界との貿易は禁止されている。
それをどうにか貿易出来るようにしたのはアリサの力量とそれに負けたレティ提督の工作による物だった。
 取り敢えず今の所工業製品は禁止という事で、ダブ付いているお酒から始まった輸出は工芸(ブランド)品や一部の宝石類に及んでいる。
「替わりに農業惑星から小麦とトウモロコシ、大豆を買い付けたいんですが?」
 実に鋭い所を突いてくる。最近地球では小麦の収穫が落ちてきているし、バイオ燃料の需要が高まりトウモロコシも値段が鰻登りだ。
しかもその影響を受けて大豆も値上がりしている。
 次元世界ではこういった農作物を安定供給する為農業惑星も存在する。
お陰で農作物の値段は相当安く、安定的に供給されている。
 アリサのマーケティング能力は相当高いようだ。
 レティ提督は思う、今すぐにでもアリサを通商産業関係の顧問官としてスカウトしたいと。