神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~49-59話
「ねえお鈴ちゃん、そろそろ第2回体型チェックしてみぃへん?」
はやてがそう提案する。
フィットネス研究会はあれからテスト週間を除いて
毎日きつい筋トレに精を出してきたのだった。
「な、何てエロい体……」
フェイトを見た誰もがそうため息を漏らす。
それはとても中学1年には見えないダイナマイトボディー
となったフェイトの姿だった。
「も、もう辛抱溜まらん!」
鼻血を垂らしたはやてが思わずフェイトの胸に飛びかかろうとする。
それをなのはとお鈴ちゃんがどうにか押さえ込んでいた。
はやては他の女子から見ても変態その物だった。
学校では変態のはやてで通っているほどだ。
彼女のセクハラ行為はその後だんだんと酷くなっていった。
もう回りがドン引きする位に……
「みんな良い感じにくびれてきているわね?」
そうお鈴ちゃんが嬉しそうに声を掛ける。
みんなウェストが細くなったとか、良い感じにくびれてきたと大喜びだった。
「でも、なのはちゃん達凄い!足が細くてお尻が可愛い!」
そう、これはあの半分のゴム草履の効果だった。
なのはは家で士郎に尋ねる、そしてその答えがこれだった。
「確かに足を細く見せてヒップアップする効果があるぞ。
あれでモデル歩きをしたら更に効果が高くなるけどな?」
そう、あれは足首とお尻を引き締める効果が高いのだ。
つまり下半身痩せの効果を狙っているのと同時に、脚力を大幅にアップさせる効果を狙ってやっていた修行なのだ。
この話はすぐにフィットネス研究会に伝えられる。
彼女たちにとってシェイプアップは永遠の課題なのだから。
夏休みまで後2週間、シャマルがアメリカから帰国していた。
「お帰り、シャマル」
「お帰りなさい、シャマル先生」
なのはとはやてが出迎える。
「今度の日曜、アリサちゃんの所でパーティーやるからお願いね?」
そしてなのはは、その夜魔法のでかいのを撃つ為シャマルに付いていて欲しいとお願いした。
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~49-59話 作家名:酔仙