神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~49-59話
「みんなー、お待たせ」
シャマルが仕事を終えてロビーまで降りてきた。
「じゃあみんなで一緒に帰ろうか?」
こうして、大学病院を後にした一行だがヴィータが大きな欠伸をしている。
なのはもはやてもかなり眠そうだ。
そう、これが時差ぼけである。
日本なら当に深夜を回りそろそろ明け方の時間、眠いはずである。
これに慣れているのはアリサとすずかそしてユーノぐらいな物だ。
かなり眠いが仕方がない。
「そう言えば、さっき近くで落雷事故があったみたいだけど?全員大した事無くて良かったわね」
ドキッッ
何となくやばい空気な9人だった。
バニングス邸の今夜の食事は、ステーキだった。
「あ、あれを見たばかりなのに……」
ちょっとげんなりするなのは達、でも凄いのはシャマルだった。
あれだけの手術をしていながら平気でパク付いている。
それからすっかり手術の事なんか忘れたヴィータとリィンも大喜びでステーキに夢中だった。
(シャマルさん、あなたは偉大だ)
と、みんなそう思った。
どちらかと言えば、付け合わせのポテトとニンジン、クレソンで
お腹を満たすなのは達だった。
病院に連れて行って貰えなかったザフィーラは余ったステーキに舌鼓を打っていた。
「あ、アリサちゃんちのお風呂広ーい」
そこは、どこかのアニメに出てきそうな洋風の広い浴場。
金で出来たライオンの口からお湯が出ているのは当たり前の風景だ。
浴槽だけで20人ぐらい入れそうだ。
おまけにジャグジーまで併設されている。
広いお風呂は気持ちいい、シグナムはジャグジーがお気に入りのようだ。
「案外ユーノ君とジャグジーに入りたかったとちゃう?」
はやてがいやらしい話を振ってくるが、
「ぁ、それ良いかも、ユーノ君と二人でお風呂の中でするのも……」
とのろけてみせる。
話を振ったはやて撃沈。
お風呂の後は起きていられずそれぞれ眠りについたなのは達だった。
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~49-59話 作家名:酔仙