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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~60-70話

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 稽古の後、恭也が帰る時なのはが声を掛けた。
「お兄ちゃん、時々帰ってきてね?」
「ああ、帰ってこようと思えば何時でも来られるさ、
向こうにも転送機を設置したんだ。
そんなに寂しがらなくてもいいぞ、こちらには年末に一度帰ってくる予定だしな」
 こうして恭也は帰っていった。

 夏休みも後一週間になっていた、
なのはは、宿題の追い込みに精を出しながら少しずつ強くなる事に努力を続けている。
「後二人ぐらい居取りと寸勁が出来るようになったら次の技を教えるぞ」
 こうして、少しずつ全員がレベルアップし始めた。
やがてなのはに続いてフェイトが次にシグナムが居取りと寸勁を覚えた。
最後まで覚え倦ねていたはやてとヴィータもそれから一週間後には追い付いてきた。
 いよいよ2学期、恭也達が日本を離れようとしていた。
「お兄ちゃん、元気でね、時々帰ってきてね」
「ああ、なのはも頑張れよ!」
 恭也が旅立っていった。
 
 一方、八神家でもシャマルが修行の旅へと出る準備をしていた。
フロリダ集合は9月15日、9月10日の夜こちらを出てカリフォルニアへ、
大学病院へ二日ほど顔を出してそれからフロリダへ入る予定だという。
 また寂しく成りつつあった。