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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~60-70話

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 そして13日早朝、海鳴り駅のホームで始発電車を待つ高町家と恭也、忍の夫婦。
これから御神の里へ向かおうとしている。
 先ずは小田原まで出る。
そこから新幹線で東京へ、上野から東北新幹線で郡山へ、お盆の期間中なのでもの凄いラッシュだ。
「指定席を買っておいて良かった」
 郡山で、磐越西線に乗り換える。
後はひたすら西を目指す。
まあ、たまにはこんな旅も良いだろう。
駅弁に舌鼓を打ちながらワンカップを片手に士郎は懐かしさに浸っていた。
「ぁ、湖が見えるよ、あれって猪苗代湖?」
 なのはが楽しそうだ。
 しかし、そこからが遠かった、会津若松で乗り換えたまでは良かった物の、目的地に着いたのは日もどっぷり暮れて夜の8時近かった。
「始発に乗ってこれは辛いわ」
 宿は地元に1件しかない民宿、一応温泉付きである。
 取り敢えず食事を取って温泉に入ってその日の疲れを癒す。
翌朝、信じられない人物がなのは達の前にいた。
「はやてちゃんにフェイトちゃんそれにアリサちゃんもどうしてここにいるの?」