神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~71-80話
一方、フロリダに到着したシャマル。
集合場所の病院には既に多くの医師が集まっていた。
一般的に国境無き医師団は2年間一つの国に派遣される医師とワールドツアーグループとに別れる。
もちろんシャマルはワールドツアーグループな訳だが、通常ど新人がワールドツアーグループに選ばれる事はまず無い。
このグループはそれなりに実績があり、尚かつゴッドハンドと認められた者だけが選ばれるグループだ。
「私はAグループの4番だから……」
「やあ、シャマルさんだね?私はマルク・タイデンフェルダー、このグループの団長を務める者だ。
先日のデモンストレーションは素晴らしい手術だった。私もあの場にいて拝見させて貰ったよ」
「恐縮です、マルク先生」
「もう全員揃っている、自己紹介しようか?」
作品名:神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~71-80話 作家名:酔仙