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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件~81-90話

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 次の日学校にて、
けだるい授業中なのはは念話ではやてとフェイトと会話していた。
勿論気配を読む事についてである。
 教師は居眠りでもしているのだろうと思った様だ、
鋭くチョークが飛んでくるがなのははそれを見ることなく掴み取っていた。
もう既に気配を読む事が出来ている様だ。
 直後、校門の向こうからけたたましい爆音がする。
もの凄い数のバイクが校庭に入ってくる。
暴走族の様だ。
 訳の分からない改造を施したバイク、
一体何が楽しくてそんな意味のないバイクに乗るのだろうか?
なのはには理解出来なかった。
 暴走族を追い返すべく教師達が出て行くが、逆に殴られて逃げ帰ってくる始末。
見ていて痛々しい。
 連中をよく見ればこの前はやてに伸された連中が混じっている。
どおやら警察から釈放されたらしいが、こんな事をすればすぐに少年院送りは確実だろう?
誠に持って学習能力のない連中である。
「先生、警察呼んでおいて下さい、連中を軽く伸してきますから」
 なのは、はやて、フェイトの3人が出て行く。

「お前さあ、あんなガキンチョにやられた訳?俺もっと化け物みたいな女かと思ってたのに」
 暴走族の中でもはやて達を見た瞬間とても信じられなかった。
この女の子に全員で襲いかかるなど恥の上塗りも良い所だった。
「授業の邪魔なんやけど帰って貰えるかぁ?でないと全員地獄を見る事になるで?」
「全部で50人ぐらい?余り強そうじゃないね?」
「うん、見たところそんなに使えそうなのは居なさそうだよ?」
 完全に舐められている暴走族達、彼女たちの会話にぶち切れ寸前だった。