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神手物語(ゴッドハンドストーリー)~名医の条件91-101話

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 一方、なのは達、
「嘘?何で勝てないの?」
 ドーン
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
 魔法戦、フェイトと二人がかりでフルボッコにされていた。
「相手は格下の筈なのに魔力だってこっちの方が強いのに~何で勝てないの?」
「あなた達、力に頼りすぎです。戦術と戦略をしっかり立てなさい」
 ファーン先生の厳しい指導が続く、
見ているヴィータですら真っ青だった。
「何て化け物だよ、強すぎるにも程がある」
 そう、まさかあの二人が二人掛かりで勝てない所か、一方的にやられて敗北した。
とても信じられない光景だった。
 なのはに同じく、他の研修生達も漏れなくフルボッコの刑だった。
「あなた達、3ヶ月以内に単独で私に勝てるように成りなさい。それまでは毎日叩きのめしてあげます」
 こうして、なのは達は毎日のようにフルボッコにされる事になった。

 資料によるとファーン先生は元教導隊の隊長を務めた事もある実力者でAAクラスの力でSSSに勝利した事もある戦闘のプロだった。
「魔力が強ければ、力が強ければそれだけでSSSは取れるでしょう?
でもそれだけでは戦いに勝てるかと言えばそうではないんです。
もっと頭を使って相手を追い込めるようにならないと生き残れませんよ」
 彼女の戦い方はまるで詰め将棋やチェスのように完璧なまでに相手を追いつめてトドメを刺す物だった。
 いくらこちらが追いつめていると思っても誘い込まれていたり、罠を仕掛けられたりと、思っても見ない場所で仕掛けられる。
やはり実戦経験の差が大きく物を言う世界だった。
 この研修の授業は魔法戦だけではなかった。
魔力の上手な使い方としてビルをロープで下る訓練や手足に魔力を集中してビルをよじ登る訓練、魔力でバリアジャケットを強化して炎の中を抜ける訓練など非常にためになる訓練も多かった。
 ただ、やはり魔導師は体力がない者が多く、体力作りも課題とされかなりきついトレーニングが科せられたが全く平気ななのは達だった。
「普段もっときついトレーニングしているし」
 この一言が他の研修生を地獄に叩き落とした。
更にきつさを増すトレーニング、それを平気な顔でこなすなのは達、この時既に彼らとなのは達の間には大きな実力差が生まれていた。