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神手物語(ゴッドハンドストーリー)名医の条件102話~EP

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エピローグ

 国境無き医師団の解散式の後だった。
「与那覇先生、今から家に来て頂けませんか?」
 そう言ったシャマルの顔は覚悟を決めた厳しい顔だった。
言われるが侭に付いて行ったのは八神家だった。
 そこには、はやてを始めとする八神家一同が揃っていた。
そして語られるシャマル達の秘密、自分が人間でない事もはやての持ち物であるとさえ言い切るシャマルだったがはやてはそんなシャマルに優しくこういった。
「例え体は人間じゃなくてもシャマルはシャマルや、
私が認めれば一人の人間や、それにシャマルは自分の幸せを捕まなあかん、
今まで不幸だった分幸せを取り返さなあかんのや」
 はやての言葉にシャマルの頬を暖かい涙が伝う。
 与那覇先生は信じられなかった。
今まで超能力と言ってきた事が実は魔法だという。
そしてシャマルが人間でない事、彼らの余りにも悲惨な人生、それでも一緒に頑張れる仲間を主従でもなく、家族以上の「愛」という強い絆で結ばれた彼女たちの関係を壊す事は出来ないとさえ思った。
 そんな与那覇先生に、はやてが優しく言葉をかける。
「与那覇先生はどうしたい?何を望む?これだけの事を知った以上、もう普通の生活には戻れんよ?それにスーちゃんの事もあるし、もしその気があるなら一緒にミッドチルダまで来て欲しい、例え結婚出来なくてもシャマルとずっと恋人で居てあげて欲しいんや」
 流石に与那覇先生も困った。
あの魔法を見た時から可笑しいとは思っていた。
そして語られる秘密はとても信じられる物ではなかった。
そして、地球でないどこか別の世界にまで来て欲しいというのだ。
簡単には答えられなかった。
「スーはどうしたい?」
 簡単に答えを出せないで居た与那覇先生はスーにその答えを求めたのだ。
「私は、医者になりたい!死なせてしまった人たちには謝れないけど、その分困っている人たちを救いたい!いつか必ずシャマル先生を超える医者になる!」
 彼女はあのアフリカでの出来事を今まで悔やんできたのだ。
そしてそれは医者になる事で贖おうと心に決めていたのだった。
「だそうです、レティ提督!」
 何と、隣の部屋でレティ提督が様子を窺っていたのだ。
そしてレティ提督が入ってくる。
「与那覇輝馬殿あなたを時空管理局ミッドチルダ地上本部高度医療センターに
医務官としてスカウトしたい受けて貰えますか?」
「シャマル医務官補佐、休職期間が終わった後は上級医務官として同じく高度医療センター勤務を命じます。
名前倒れになっている高度医療センターを与那覇先生と二人で改革して下さい」