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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第61話

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  謎の魔法少女 「な??!あれ程来るなって言ったのに・・・・!!!でも、魔女を怯ませるだなんて、何者なんだよ??!」

  涼 「大丈夫??!怪我してるけど・・・・?!」

  涼が倒れた彼女に駆けつけて抱き起こす。

  謎の魔法少女 「あ、あたしにかまわないで!!!彼女達を連れて逃げて!!!」

  あくまで魔女とは関係の無い彼らをここから解放させようとする彼女。だが事実上、身体の無理を我慢していた。ダメージが強力過ぎて、彼女が持つ魔力による回復が追いついていなかったのだ。

  謎の魔法少女 (一体この人は何者??!怖くないの??!それに魔女に攻撃できるだなんて?!だけど、どの道・・・物量的にダメッ・・・・・でもっ・・・・!!!)

  勝てる見込みの無い程の魔女に抱く絶望と彼女は格闘していた。部外者達を守りきれない自分にも同じく・・・。

  そんな彼女に不敵に光は言い放つ。光は大いなる希望がここにあることを伝えたかった。

  光 「なめてもらっちゃ困るぜ・・・・俺達も闘う力持ってるんだ・・・。」

  謎の魔法少女にダグコマンダーをかざしてみせる光。俊、蓮、涼も同じくダグコマンダーをかざした。

  涼 「ダグオンって言う力なんだけどね。」

  謎の魔法少女 「ダグオン・・・??」

  蓮 「言ってみりゃ、宇宙の力か??この力で伊達に大ハカイジュウ災害で闘ってきたわけじゃないぜ??俺達!!」

  俊 「ああ・・・今こそダグオンの力を見せる時だ!!!敵は2体。1体は任せるぜ!!!太陽の勇者!!!」

  このやり取りに半ばついていけない謎の魔法少女。つい先ほどまでは魔女に対抗できるのは自分達しかいないと思っていたからだ。だが、今それ以外の力が目の前に存在していた。

  勇士朗 「もちろんだ!!まずは澪達を助け出す!!!サポート頼む!!!」

  光 「おっしゃあ、いくぜっ!!!」

  ダグオンチーム 「トライ・ダグオンッッ!!!」

  一斉にダグコマンダーを発動させ、四人それぞれが瞬く間にダグテクターを身に纏う。

  ファイヤー・コウ 「ファイヤー・コウ!!!」

  ターボ・シュン 「ターボ・シュン!!!」

  アーマー・レン 「アーマー・レン!!!」

  ウィング・リョウ 「ウィング・リョウ!!!」

  変身して間をおくことなく四人は一斉に魔女に向かって攻撃を繰り出す。それはもはやギャザウェイアタックの類になる合体技だった。

  ダグオンチーム 「フレンズ・ギャザウェイッッ!!!」  

    ヴィギュギュドォドォドォヴィドォアアアアアアアアアアアア!!!

    ドォドォドォドォゴグガアアアアアアアアアン!!!

  十字架の魔女A 「キャアア?!」

  炎、ホイール、重火器、氷の技が一体となって魔女を直撃する。無論、大きさの差からけん制程度のものだ。しかし隙を作るには十分だった。

  その間で一斉に勇士朗とダグオンチームは澪達を魔女から離れた場所へ運ぶ。ウィング・リョウは負傷した謎の魔法少女をお姫様抱っこする。

  ウィング・リョウ 「ごめん、運ぶよ!!」

  謎の魔法少女 「ちょ、ちょっと・・・あたしはまだっ!!!下ろしてよ!!!」

  突然のウィング・リョウの行動。守るはずが守られる。魔法少女としての彼女のプライドが、少しの苛立ちを覚えさせた。

  ウィング・リョウ 「立てないほど痛いなら、戦闘は無理だよ・・・僕たちに任せて!!」

  まるで見透かされた気分になる謎の魔法少女。だが、実際の痛みは分け合って遮断されていた。それでも苦しみを味わうほど強力な一撃であったのだ。

  それ以外に現実的に見て、このまま彼女のみで戦っていれば彼女も澪達も命が無かった。また悔しさがこみ上げる。

  謎の魔法少女 「っ・・・・・!!!」

  勇士朗はまたもや危険にさらされた澪を抱きかかえて駆け抜ける。先ほどの蹴りといいあの日、あの時のデジャヴだった。

  勇士朗 「澪っ・・・・絶対にここから脱出するぞっ!!!せっかく俺達付き合えることができたんだ!!!」

  澪 「・・・・・。」

  気を失っている彼女の顔を見ながら勇士朗は再び前を見つめた。

  勇士朗とダグオンチームは彼女達を魔女から離れた場所に移動させた後、ゆっくりと不気味に追いかけてくる魔女ににらみを効かせる。その後ろでは謎の魔法少女は怪我の痛みに耐えて彼らを見守るしかなかった。

  謎の魔法少女 「・・・・あの人たち・・・・本気で魔女とやる気だ・・・・でも、あの程度の力じゃとてもあの魔女には勝てないって・・・!!!」

  謎の魔法少女は、ここまでの彼らの攻撃を見た以上では今の巨大魔女を叩くにはとても無理だと解っていた。だが、ここからが彼らの本気の見せ所だった。

  ファイヤー・コウ 「そーいや、エクスカイザーが言ってたな。俺達の力を一つにしてシャイニングダグオンを召喚できるとか何とか・・・。」

  ターボ・シュン 「ああ。確か・・・四人が一点にダグコマンダーをかざして召喚する・・・だったな?」

  ウィング・リョウ 「やりましょう!!!シャイニングダグオン!!!」

  アーマー・レン 「おっしゃああああ!!!」

  四人は一斉に左腕をかざし、「シャイニングダグオン」の名を叫んだ。少年達は、新たなる力を召喚させる。

    ババババッ!!

  ダグオンチーム 「トライッ!!シャイニングダグオンッッ!!!」

    ヴィギュウウウウウウウウッ!!!    

  四人のダグコマンダーから光が一点に地面(?)に向けて放たれた。円状の巨大な光の空間が広がった。そして光の渦が立ち昇り、原作のファイナルダグオンに酷似した巨大ロボットが召喚された。

  その左肩にはガトリングキャノンユニットが取り付けられている。そう・・・四人の力を兼ね揃えたロボットなのだ。

  謎の魔法少女がこの光景をぼーぜんと見つめる中、胸部のハッチが開き、光を撃ち放つ。そこへ目掛けファイヤー・コウ、ターボ・シュン、アーマー・レン、ウィング・リョウの順で飛び込む。

  瞬間移動するかのように光に吸い込まれたダグオンチームは、シャイニングダグオンとの融合を果たした。高校生勇者達の真の力が発揮される。

  シャイニングダグオン 『友情融合合体っっ!!シャイニングダグオンッッ!!!』

  更に続けて勇士朗はファイアージェットを召喚する。このとき既に勇士朗は、前回の闘いでフレイムブレスターを破壊されたため、グレートファイバードへの合体を見据えていた。

  勇士朗 「ファイアァァアアアア・・・・ジェエエエエエエエエエエットッ!!!」


      BGM ♪ 「グレートファイバード」


  勇士朗は全身から光を放って異次元の空へと閃光を撃ち飛ばす。その彼方より、次元を超えてファイアージェットが駆け抜ける。ハイスピードで突き進みながら、ファイアージェットは各部を変形させてファイバードのロボット形態へと成り、着地する。

  勇士朗は気合を入れて軽くジャンプする。