必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第1話
その日、地上本部、50名近い幹部が集まり会議をしていた。
議題は「仕事人」対策である。
局員も何人か殺された、このまま放置することは出来ないとのことであった。
しかし、会議は思う様には進まなかった。
どうしても、仕事人を始末したい側の人間と、このまま放置して様子を見ようという人間とに別れたのである。
結局会議は、レティ提督の一言で決まった。
「殺されたのは犯罪を犯していた局員ばかりだ、
我々が取り締まらねばならない所を代行して貰えたのだから感謝してもいい位じゃないのか?」
これには誰も反論出来なかった。
結局、仕事人問題は当分の間先送りされることになったのである。
作品名:必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第1話 作家名:酔仙