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必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第1話

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 翌日、意外な人物から連絡が来る。
アコース査察官からだった。
「おはようロッサ、何の用?真面目に仕事してる?」
「してるとも、だから連絡したんじゃないか?」
「ってことは何か情報を掴んだの?」
「ああ、実はあの検視の後で、あの子の頭の中にあった情報の断片を引っ張り出すことに成功してね、
画像が出来たから今から送る」
 送られてきた画像には、意外な人物が写っていた。
「ありがとうな、ロッサ、これで疑惑が確信に変わったわ」
 そこに写っていた人物、ジョニー・マクシミリガン第8警防署の署長、他には捜査を妨害してきた二人の刑事、何人かの若い男達。
これだけあれば充分だった。
でも、これだけでは証拠にはならない。
情報の出元がヴェロッサであることや、どうやって情報を引き出したかは、明らかに出来ないからだ。

 取り敢えず、犯人が特定出来た旨の報告をあの母親にする為に、彼女の自宅に向かう。
途中で、あの二人の刑事とすれ違った。
イヤな予感がこみ上げてくる。
こういう時のイヤな予感ほど良く当たる物だ、でも、心の底から当たって欲しくないと、そう願わずにいられなかった。

 彼女は、部屋の中で滅多刺しにされていた、それでも、はやてが来た時にはまだ息があった。
「……お……願い……こ……これで……仕事人……」
 それが、彼女の最期の言葉だった。
凄まじい怒りがこみ上げてくる、自分がもう少し早く到着していれば、あるいは彼女を救えたかも知れない。
彼女に再び笑顔を取り戻させることは、もう敵わなかった。
 託されたのは駅のコインロッカーの鍵だった。
中には手紙と、札束が入っていた。
『拝啓、仕事人様、あなたがこの手紙を読んでいると言うことは、私は恐らくこの世には居ないでしょう、
もし、仕事を受けて下さるのであれば、このお金をお受け取り下さい、娘の保険金です、どうかこれで娘の敵を取って下さい』
「確かに受けたよ、もうあいつらは生かしておかへん」