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必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第3話

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 はやての調査で、敵が判明する。
市役所建設課の課長が、保証金を着服していた。
その上前を、市議会の、グレン議員が撥ねていた。
グレン議員のボディーガード兼、下請けのアルコバーノ一家総勢30名が係わっていた。
まさに、政・官・業の癒着である。

 今回は人数が多い、どうする?
「あたしは課長を殺る」
 そう言ったのは、ヴィータだった。
「じゃあ私が議員を仕留めるわ」
 そう答えたのは、シャマルだった。
「残りのザコは、全員で行くよ、私も今回は出るから」
 はやてがそう言った。



仕事が始まった。


 課長は、仕事帰りだった。
最近仕事が忙しくて、帰りが遅いのだ。
 夜道で出くわした赤い髪の少女に、暗い路地へ引っ張り込まれた。
その瞬間、少女の出で立ちが変わる。
「アイゼン、ギガントシュトラークだ!」
課長は一撃で叩き潰された。
それでも、ヴィータの怒りは収まらなかった。
「お前が……お前があんな事をしなけりゃ、じいちゃん達は死なずに済んだんだ!」
 彼の姿形が、完全に無くなるまで叩き続けていた。

 同じ頃、議員とヤクザ達は、事務所で飲んでいた。
1階で爆発の様な衝撃が起きる。
飛び出してきた下っ端が、一組の男女を囲んだ。
「さあ行くぞ!」
 そう言ってシグナムは斬りかかった。
「天狼拳!」
 天狼拳の正体は、指先で抉ることではない。
掴んで千切り取ることだ。
とてつもない握力と、拳速が要求されるとんでもない拳法だ。
喰らった部分はオオカミに食いちぎられたかの如く、引きちぎられていく。
あまりの拳速により、痛みよりも、冷たさを感じるという。
 あっという間に7人が、死体になった。
それを見ていたヤクザ達が次と1階に下りてくる。
 これはやばいと思ったのだろう。
グレン議員は、裏口からそっと逃げ出していた。
 しかし、そこに待っていたのはシャマルだった。
一瞬にして彼を吊し上げると、そのワイヤーを指先で弾いた。
それがグレン議員の最期だった。
 1階と2階ではまだ戦いが続いている。
1階ではシグナムとザフィーラが、2階ではリィンとはやてが戦っていた。
 次々と凍らされて、或いは石にされて砕ける組員達、銃撃すら通らない強固なバリアを持っていた。
1階も死体の山が出来ていた。
切り捨てられ、或いは体中を千切られてバラバラにされた者たちが、積み上げられていた。
 組長のアルコバーノがマシンガンを持ち出した。
葉巻に火を付けようとした瞬間だった。
小さな手が、勝手に葉巻に火を付けてくれた。
「最期の一服だ、良く味わいな」
 そう言われた瞬間、彼は、火だるまになった。
 アギトの仕事が完了した頃、下も片が付いていた。