必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第5話
この仕事を始めてみると、なんと悪い奴の多い事か?あのドクターと比べたら、
スケールこそ小さいくせに、悪さという面では、スカリエッティを遙かに凌ぐ酷い奴ばかりだった。
何故、この世に仕事人が必要なのか?改めて思い知らされた。
「本当は、アギトやリィンには、こんな事を知らずに生きて欲しかった」
はやての本音だろう。
彼女は、八神家の末っ子二人を、心の底から大切に思っているからこそ、そんな事を口にしたのだろう。
だが、現実はそれを許さなかった。
アギトが、6人目のヴォルケンリッターに名乗りを上げ、仕事人に加わった事で、
それまで仕事をさせて貰えなかったリィンもまた、仕事人に加えられたのである。
アギトとリィンは、仲が悪い訳ではないのだが、よくケンカをする。
まあ、兄弟喧嘩の様な、ふざけた末のケンカだが、それでお互いを理解し合っているらしい。
そのせいか、仕事では非常に息が合っていて、良いチームだった。
作品名:必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第5話 作家名:酔仙