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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第67話

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  牽制しながらジェイデッカー・バーニアンの間合いを取る要。要はJXランチャーを再びビームレンジに切り替える。

  要 「JXランチャー、チャージッッ!!!」

  銃口にエネルギーがチャージされていく。ジェイデッカー・バーニアンの視点のカメラを見ながら要は2体まとめてロックオンする。尚、現時点の出力は186.9%だ。

  要&ジェイデッカー・バーニアン 『JXランチャーッ・・・ファイアアアアアアッッ!!!!』

    ヴィヴァドォギュァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!

    ズドォヴァシュガアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ・・・・・・・!!!!

  撃ちだされた高出力エネルギーが2体を破砕・消滅させた。撃破が完了したジェイデッカー・バーニアンは着地しながら勝利をキメた。




  千葉港。ここに上陸していた2体の生体兵器13号に轟龍が迫る。

  丈 「あの2体を叩けば任務完了だ・・・安いものだったな・・・・!!!」

  丈はあえて地上に着地して、2体にバスターキャノンの銃口を向けた。無論、血の気の濃い彼らは素早い動きで轟龍に向かってくる。

  生体兵器13号 「ギャギャギャガッッ!!!」

  丈 「所詮、貴様らは雑魚・・・・・目障りだッッ!!!」

  かっと目を見開いてトリガーを引く丈。90%のままの出力である故に威力は凄まじい。

    ヴィギュァアアアアアアアアアアアッ・・・・ヴィギュァアアアアアアアアアアアッ!!!

    ギュドォドォガズウウウウウウウウン・・・・・ドヴァズギャドォオオオオオオオオォ!!!

  バスターキャノンの直撃で2体が爆発した。だが、この直後に海ほたるに関する緊急通信がJバギー内に通達された。

  吉崎 「何ですって?!!」

  冴島 「また新たなタイプが、海ほたるを襲撃しているとの情報が入った!!!大至急ジェイデッカー・バーニアンと轟龍を向かわせるんだ!!!彼らならなんとか間に合うはずだ!!!」

  吉崎 「了解しました!!!ジェイデッカー・バーニアン、轟龍の2名は大至急海ほたるへ向かって!!!新たなタイプの巨大生物が襲撃してる!!!」

  要 「次から次へと・・・!!」

  ジェイデッカー・バーニアン 『了解!!』

  轟龍 『了解した・・・・!!』

  丈 「また新たに出たのか?!!」

 

  現場では、韓国のモンスター映画・グエムルに登場したグエムルを巨大化させたような生体兵器15号が襲来していた。大きさは実に大きく、40mはある。

  逃げ場を失った人々の悲鳴がこだまする中、容赦なく大口を開いて、建造物ごと噛みついて捕食する。その襲撃スタイルはD‐02にも酷似している。

  生体兵器15号 「ググルルガアアアアァァッ!!!」

    ディギャガゴオオオオンッッ!!! ズズズズズゥゥ・・・・!!!

  海ほたるの建造物を崩し始める。そして何度も噛みつきながら瓦礫ごと人々を捕食する。土曜日ということもあり、多くの人で賑わっていた海ほたる。逃げ惑う家族連れや友人連れ。そしてカップル。

  更にその中に紬と菫、彼女達のSPの姿もあった。紬は菫を抱きしめて謝っていた。

  その中パニックになった人々の波が押し寄せる。SP達は必死の思いで人の波から彼女たちを守ろうと奮闘していた。

  SP A 「なんとしてもお嬢様達の身を最優先に・・・!!!」

  SP B 「しかし、これ以上の人の波は・・・!!!」

  紬 「ごめんね・・・・ごめんね!!私が気分転換に行きましょうなんて言い出さなければこんなことにまきこまれなかったのに・・・!!!」

  菫 「お、お嬢様は、悪くはありません!!全部あの怪物です!!!あの怪物が悪いんです・・・・!!!」

    ディギャズゴオオオオオオオオオオオオオ!!!

  紬&菫 「きゃああああああああああ?!!」

  更なる振動が襲う。紬は更に菫を抱きしめた。そして悲鳴が飛び交う中、彼女の耳元で菫がささやいた。

  菫 「きっと今頃、舞人君や丈さんが動いてくれてるはずですから・・・がんばりましょう、お嬢様!!!」

  紬 「・・・・・うん!!そうよね・・・きっと!!!」  

  二人は彼らがきっと来てくれると信じ、抱擁を続けた。その上空では地獄絵図の光景を報道ヘリが旋回する。

  リポーター 「すごいぞ!!!もっと近づいて!!!はい、カメラ、カメラ!!!」

  生体兵器15号に接近する取材ヘリ。だが、この行動が誤っていた。大きく揮われた生体兵器15号の尾がヘリに直撃し。空中で爆発する。

    ギュオン・・・・ドォオオオオオオオオオンッッ!!

  生体兵器15号 「ギョゴガアアアアアアアアアッッ!!!」

  この現場に向かって海面から5mの所を高速でかっ飛ぶ2大超AI勇者。その時だった。本日の出張より舞い戻った舞人から、要達へと通信が送られてきた。グレートロコモライザーを駆って海ほたるの現場へ向かいつつあったのだ。

  舞人 「こちら旋風時舞人!!間もなく海ほたるに到達するっ!!!ここは俺たちに任せてくれ!!!」

  要 「本当か?!ナイスタイミングだ!!なら、生態兵器の殲滅はグレートマイトガインに一任するっ!!!」

  丈 「ふっ・・・・やっぱ舞人がここで登場するか・・・!!」

  舞人 「任せてくれ、要さん!!丈!!いくぞっっ、グレートマイトガイン!!!」

  グレートマイトガイン 『了解だっ!!!』


       ♪ BGM 「グレートダッシュ!!」 FULL Ver.


  舞人 「レエエエエエエエッツ・・・・グレートッ・マアアアイト・ガァアアアアイン!!!!」

  加速するグレートロコモライザー。後部に接続されたコンテナユニットからライナーズ2と各合体ユニットがギュドドドドッと飛び出した。コンテナユニットは、自動操縦下で海面へと着水していく。

  ブースターが持ち上がり、脚部がスライド。進行しながら反転する。ライナーズ2が2機左右に就き、変形後にレーザーセンサーに導かれてドッキングする。それに続いて腕と足へ各合体ユニットがドッキングし、機体が直立に持ち上がった。

  舞人 「グレートマイトガインッ、起動っっ!!!」

  胸部のユニットが前面に倒れこみ、頭部が持ち上がる。そして額の大車輪のアンテナが左右にバキンと分かれ、両眼が光る。合体のフィニッシュに、身体のブースターを点火させながら決めた。

  舞人 「グレートマイトガインッ!!!一気にグレートダッシュ・システムでいくぞっ!!!事態は一刻を争うっ!!!」

  グレートマイトガイン 『ああ!!最もな得策だ!!!頼んだぞっ!!!』

  舞人は素早く計器類を操作し、システム・グレートダッシュを作動させる。専用のディスプレイが持ち上がり、「GREET‐DASH」の文字表示とグレートマイトガインのコンディションが表示された。

  舞人 「システム・グレートダッシュ・・・・発動っっ!!!!」