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必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第11話

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 二日後、地上本部ビル内にて
 その日、ターナー刑事部長は地上の精鋭を集めていた。
「良い事あなた達、仕事人達を必ず捕らえるのです!」
 はやては思った、何故この男はしゃべりがおすぎなのだろう?と……
「何故、仕事人対策を急ぐのですか?市内では他にも凶悪な犯罪が起きてそちらに捜査の手を取られているのに今更何故ですか?」
 誰かがそんな質問をする。
「上からの命令です、命令は絶対なのよ!」
 そう、評議会派はかなり焦りを感じていた、何時自分の首が狙われるやら分からないからだ。
はっきり言って今の職を退けば命を狙われる確率は低くなると言うのに懲りない奴らである。

「私は改革派なので今回の件に関しては自分の好きにさせて頂きます」
 そう言って退室したのはフェイトだった。
「私もや」
 はやてが出て行く。
「教導隊は全員穏健派という立場を取らせていただだ来ます」
 なのはも退室した。
 雪崩を打った様に、次々と退室していき僅か数名の捜査官や執務官が残っただけだった。
残ったのは余程真面目に命令を遵守する人間か評議会派だけであった。
 ターナー刑事部長は思った、これで左遷は確実、もう人生終わったと……(作:中間管理職は悲しいねぇ)
 残ったのは真面目で頭の固い穏健派の執務官が一人、評議会派の執務官が二人、同じく捜査官が4人であった。
評議会派は非常に柄の悪い、殺人さえやってのける様な奴ばかりだった。

今回の退室事件は各方面に大きな影響を及ぼした。
局内は完全に三つに割れた。
大半が穏健派と改革派に流れ、僅かばかりが評議会派になったのだ。
 また地上部隊もまるごと改革派や穏健派を表明するなど既に管理局機能が麻痺し始めていた。
だが、管理局の重役ポストには評議会派が多く、人事問題など管理局機能の麻痺に拍車を掛ける結果となった。

 局管内は穏健派が五割、改革派が4割、評議会派が1割という勢力分布に代わりつつあった。
当然面白くないのは評議会派の重役達だった。
その上、もしかしたら命を狙われる可能性があるのだ。
もう悠長な事はしていられない、せめて仕事人の一人でも捕らえて自分たちの安全を確実な物にしたかった。