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必殺仕事人 in ヴォルケンリッター 第14話

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 一方こちらはレティ邸、拉致されたあの3人の取り調べが続いていた。
「あの50人はどこへ消えた?どこで何をやっている?」
 尋問される事が「何故どうして自分を襲った?」ではなく、全く関係のない事なのか?三人にはさっぱり理解出来なかった。
とうとうその内の一人が口を開いた。
「何故襲ったのか?とは何故聞かない?」
「あら、その必要がないからよ」
 そう答えたのはレティ提督だった。
「これを見なさい」
 モニターには悪だくみの一部始終が映し出されていた。
「か、隠しカメラ?」
「その通り、これが明日には本部ビル内だけでなくクラナガン市内全てで流れるのよ、どうなるのかしらねえ?
あなた達は解放されたとしても、仲間に殺されるか?仕事人に殺されるか?二つに一つよ、好きな方を選びなさい。
もう一つの選択肢として、あの50人がどこへ行ったか喋ればこのまま保護してあげますが」
 三人はゾッとした、このまま拘束されて生き続けるか殺されるかを聞かれていたのだ。
「す、少し考えさせてくれ」
 いい手を考えつくまで粘る作戦に出た。
「別に良いけどあの映像が流れたらあなた達は市内へ強制的に放り出されるわよ、後1時間だけなら待ってあげても良いわよ」
「こ、この女狐め」
 それから1時間が経過する。
彼らは話し合った、しかし、明確な答えは出るでもなく1時間が経過してしまった。
「さて1時間経ったし時間切れね、もう喋る必要はないわ死刑決定よ」
「待て、1時間待つと言ったじゃないか?」
「1時間以内に喋れって言ったのよ、別に喋る必要はもう無いからアコース査察官お願いします」
 ヴェロッサが、彼らの頭の中に手を突っ込んだ。
「こちらの二人はスカですね、何も知らされていません。
なるほど北ですか?ヴェルカ領近くの森林地帯……ああ、あそこが入り口ですか?
提督、欲しい情報はあらかた手に入りました」
「解りました、ではこの人達には明日少しだけ役に立って貰いましょう」