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魔法戦記リリカカルなのは To be tomorrow

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 とあるファミレスにて
「シチューハンバーグ定食三つに、オムライス、甘口カレーに唐揚げ定食おまちどう様です」
「じゃあ食べながら話そうか」
 なのはが促す。
「例のプランて?」
 すかさずフェイトが尋ねる。
「それは私から話すわ、あのな、首都防衛隊の中に自由に動ける元六課の様な組織を作りたいんよ。
今度は捜査とかは一切なしで、戦闘専門、部隊長が私で、現場隊長がシグナムや」
 はやては、出動に手続きや細かい承認が必要な現在の防衛隊とは別に、自由に出動出来る遊撃部隊を作ろうというのだ。
しかも、人材制限を無視した、リミッター制限のない強力無比な部隊を……
 JS事件の反省から、大規模テロや凶悪犯罪者に迅速に対応出来ることが管理局に求められてきたが、管理局内の内規や規定を大幅に改訂する必要があり、その手続きすら、ろくに進んでいない現状にあった。
ならば、手続きが済んで出動してくるまでの時間を埋める部隊が有ればいいだけのことだ。
部隊の業務としては、防衛ラインの維持による時間稼ぎ、敵勢力の殲滅・鎮圧、容疑者の確保、人質や盗品の奪還、臨時の要人警護などである。
「でな、やっぱり人材制限がネックなんよ、シグナムの隊長は既に認めてもらえたけど、
これ以上SSSクラスの保有は認められないって言われたわ、
せやから、なのはちゃんとフェイトちゃんは同じ部隊には呼べへんのよ、
まあ、どのみち、AかAAクラスの隊員が最低2名、出来れば5~6名欲しい訳なんよ」
「で、そうなると元六課メンバーを呼び戻す……と?」
 フェイトがちょっと嬉しそうに尋ねるが……
「所が話はそう簡単に行かない訳で、向こうの隊長さんに打診してみたんだけど、
代わりをよこすまでは前線メンバーを返してくれないってゴネてるし、
なかなか思う様にはいかない訳、ティアもいっぱい凶悪事件抱えてるしね」
 なのはが渋い顔で答える。
「そこであたしらが、新たに新人教導で人材育成をしようってプランをぶち上げた訳だ」
 そこまで偉そうなことでもないのだが、ヴィータが胸を張る。
「期待しているぞ、高町教導官」
「シグナムさん、あんまりプレッシャーを掛けないで欲しいな?
で、はやてちゃん、本部長の返事はいつ聞いてたの?」
「さっきな、転送ポートの前で待っとる時や、ロッサがな本部長にパシリにされたーゆうて伝えに来てくれたんよ、
ついでに書類の手直しも喰らったわ、せやけどな、この話は全員が来週の試験にパスすることが前提条件なんよ。
一人でも落ちたら予算はつけてもらえんし、この話は無かったことになる、とにかく何が何でも合格有るのみや!」
「ママたち、がんばって」
「あはははー、あんまりプレッシャーを掛けないで欲しいな」
「所で、私は何の為にあそこに呼ばれたの?私はそのプランとは関係ないのに何故?」
 フェイトが尋ねる。
「あ、それはね、事件の後片付けをお願いしたいな……と」
 冷や汗ながらに、なのはが答える。
「犯人逮捕した後は、事件の捜査指揮はフェイトちゃんか、ティアナの所へ優先的に回す様にプランが組んであるんよ」
「つまり、美味しいとこだけ持って行って後片付けが私の役目?」
「あははははー、そ、そうなるかな?」
 はやてが、笑って誤魔化す。
「でも大きな目で見たら、機動六課を大所帯にした様な物だよね」
「お、ヴィヴィオ凄いなぁ、ナイスフォローや、たとえ所属は違っても全員が協力すれば機動六課と同じ言うことや」
「さて、お腹もいっぱいになったし、話も大体済んだ所で、この辺でお開きにしますか」
 なのはがその場をしめた。