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魔法戦記リリカカルなのは To be tomorrow

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 帰りがけに書類データを受け取って帰宅するなのはたち
「じゃあヴィヴィオ、お風呂の前に少し組み手やろうか?」
「はーい」
最近ヴィヴィオは、ストライクアーツの練習以外になのはから組み手の指導も受けていた。
でも、なのはにはまだ指一本触れたことがないほど実力差が有った。
 スバルやティアナが遊びに来ると必ずなのはと模擬戦をやる。
しかし、距離を詰められてからのなのはは強かった。
 砲撃が一切使えない距離、スバルの間合い、その中でレイジングハートをリリースして素手で戦う。
どんな攻撃も受け流すか綺麗に受け止めてしまう。
 普通の格闘技とは違う、ステップを刻まない氷の上を滑るかの様な独特の歩法、
まるで、二人でワルツを踊っているかの様に相手を自分の動きに巻き込んで動けなくしたり、
手を掴んだその次の瞬間には投げ飛ばしていたり、溜もなく大きなモーションもないのに、
考えられない様な重い打撃が来たり、それは、自分の知っているのとはまるで別次元の魔法の様に見えた。
 それを見ていたヴィヴィオは、どおやら新しい格闘技として覚えたくなったようだ。
投げられまくるヴィヴィオ、でも受け身はだいぶ上手くなった。
「うー、組み手の後のお風呂はしみる~」
「なのはママは厳しすぎです」
「あははははー、ちょっとやりすぎた?
フェイトちゃん後で一緒に書類を見て欲しいんだけどいいかな?」
コンソールを操作するなのは
「えと、書類の提出期限は1ヶ月後……と、余裕だね?え、何これ?」
「うわー、大変なことになってるね、明日ヴィータと話してみたら?」
「そうするよ、これは大変なことになりそうだ」