yamatoへ…Ⅰ
進は真っ暗な道をひたすら走っていた。足には何か刺さったようで痛みがあったがとにかく頭のどこかで走れ!と指令が出ていてとにかく走った。
(とうさん、かあさん!)
どっちに向かえば三浦なのか全く見当もつかずただひたすら走っていると遠くの方に明るい点が見えてきた
(そこにいるんだね!今行くから!)
進は走るがなかなかその点が大きくならない
(ちくしょう…ちくしょう!)
すると突然明るい点は大きく真っ赤な遊星爆弾になり進の目の前で爆発した
(うわぁぁぁぁぁっ!)
ぐっと踏ん張って手と足に力を入れるとぐっと握り返すぬくもりがあった
(父さんの手?)
そう思いながら目を開けるとたくさんのチューブと心配そうに自分を見つめる守がいた