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yamatoへ…Ⅱ

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学校があるので守の出航の見送りには行けなかった。見送りに行って休んだ場合の遅れも気になり休みたいと言えない状態だった。



それから三か月が過ぎ



他の4人はすでに大学の単位を取る授業に進んでいて尚且つ次の目標に向かっていた

  「島はどうするんだ?」(山本)
  「…変わらないよ。パイロット。」(島)
  「ふうん…俺たちも変わらないよ。戦闘機のパイロット…な。」

山本と加藤は顔を見合わせた

  「相原はどうするんだ?」(島)
  「うん…悩んでるんだよね。砲術士も…パイロットも向かないだろうし…かといって機関士も
   向かないし…航路図作ったりするのは嫌いじゃないけど…なんか違うし…通信士が一番
   向いてるような気がするんだ。」

相原は自分の性格を考えてそう言った

  「お前に合ってるよ、それ絶対。お前の細かさは絶対合ってる。」

山本が言った

  「通信って言ってもいろいろだからな。結構大変なんじゃないの?機関士の方が機械相手
   だから言う事聞いてくれそうな気がするけどな」

加藤がそう言うと

  「そうだね、戦闘中加藤君なんて返事してくれなさそうだよ。もし一緒の戦艦に乗ったら
   加藤君のだけ切っておこうかな!」(相原)
  「お、パイロット同士の回線も切っちゃおうかな!」(山本)
  「ねぇ…みんなは進路をいつ決めたの?」

単純なことだが進は不思議がって聞いてみた

  「…そうだな…勉強してる時に漠然と。ただ加藤は違うよな。最初から艦載機のパイロット
   目指してここに来てるようなもんだもんな。あいつ兄貴たちパイロットだろ?」

島がそう言って加藤を見て笑った

  「まだ空が青かったころ訓練中の一郎兄ちゃんの飛行を見させてもらったんだ。今思うと
   まだぎこちない飛び方だったけど空を飛んでる、って思っただけで鳥肌が立った。
   その時からの夢なんだ。そしていつか一緒に飛びたいって思ってる。…あ、一応その時
   は(山本を指さして)コイツも一緒にね。」

加藤はいつもはきはきと答える。

  「古代はどうだ?何かこれをしてみたい、って考えてるのか?」

進はやっと高校の全過程を終わる試験を先週末受けていた

  「…うん…それがさっぱり…もう少しじっくり考えてみるよ」
  「そうか…時間はたっぷりあるんだからいいんじゃないか?慌てなくても。」

島がそう言うと

  「俺はいつか空母で飛びたいな。加藤と山本は俺の許可で乗せてやる。」
  「誰がお前の許可なんぞで乗るか!お前にお願いされるぐらいの腕になるからな!
   後悔するなよ!」(加藤)
  「島くん、それに僕は乗せてもらえるのかな?」(相原)
  「しょうがねぇなぁ…乗せてやるよ!」(島)
  「いつか…5人一緒に飛べたらいいな。」(山本)

古代はそんなみんなを眺めていた



作品名:yamatoへ…Ⅱ 作家名:kei