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yamatoへ…Ⅲ

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島は訓練がより実践的になってきてから進の視線が鋭いものに変化してるのに気づいた。

加藤と山本と同じ訓練をしてるのにどこかが違う…



三浦に遊星爆弾が落ちた時…両親は犠牲になった…




だからだろうか…早く戦場に向かうためなのだろうか…





進はどんなに厳しい訓練も反対に挑んでやって行くぐらいの精神で乗り越えて行った












  「入るよ」

試験の終わった金曜日、島は進の部屋にいた

  「いよいよだな。来週の訓練はより力がはいっちゃいそうだよ」

進が鋭い目をして島に向かって言った

  「そうだな。俺地球を出るのも初めてでさ…ちょっとドキドキしてるよ。」
  「俺も。月に遊園地があるって聞いたけど…遠いよな。」

進の眼はいつも通りの目になっていた

  「でさ、古代土日用事ある?」
  「なんだよ、お前とデートなんかしないぞ?ヒマだけど。」
  「じゃぁさ俺実家に帰るんだけどお前もどう?母さんはOKくれてるんだ。」
  「なんでお前の実家に行かないといけないんだよ?」

進はちょっとフテたように言ったが

  「実はさ俺10歳年の離れた弟がいるんだ。」

その一言で進が島を真顔で見る

  「な?お前みたいだろ?面白いから来いよ。明日10時にここ出発だからな。一泊分の
   服とか…歯ブラシとか用意して待ってろ。」

そう言ってウン、と言う返事も聞かず島は進の部屋を出て行った
作品名:yamatoへ…Ⅲ 作家名:kei