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yamatoへ…Ⅲ

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やっと月基地に到着した。


宇宙空間は真っ暗で朝も昼もない。時計だけが正確な時間を教えてくれる

進達が荷物を持って下艦したのは昼の12時を回っていた。

  「最終便は結構時間がかかるって本当だな。コロニーや衛星いくつ回ったんだろ」

月基地に降りて加藤が欠伸をしながらつぶやいた

  「月に到着しても月の裏側に行ってそれからココだからね。そこで物資を下ろしたり積んだ
   りしてたから結構時間食ってたかな。」

山本が肩を回しながら言った。

  「お疲れさん。さっそく寮へ行こうか。」

同行した先生が5人を誘導する。

  「部屋は5人部屋。マンションの一室が5部屋に仕切られていてひとつリビングがある。
   そこにテレビがある。トイレとシャワーは別にだな。その辺りは今の部屋と同じだ。
   今日と明日は休日だ。疲れてるはずだからゆっくり休め。次の休みまでゆっくり休む
   時間はないと思った方がいい。出来るだけ訓練をするためにみっちりカリキュラムを
   組んでるはずだからな
   買い物するなら居住区の隣にモールがある。地球と同じで24時間営業してて一般市民
   も利用してるから間違っても一般人を軍の居住区に連れてこないこと。軍紀に反する
   事をすると処罰の対象になるから気をつけるように…と言ってもお前たちの事だから
   大丈夫だと思うがな。」

居住区に入るとチップをスキャンして入る。しばらく歩くと天井と壁が透明の壁になっていてそこから地球が見えた

  「ここは展望室。まぁ休憩所みたいなところだな。地球が観れる展望室だ。」

真空の外にぽっかりと碧い部分と赤い部分が点々としてる痛々しい地球が見えた

  「…碧い地球だったのに…」

5人はその地球を見て決意を新たにした。少し地球を見てさらに進むと一つの部屋の前でとまった。

  「ここがお前たちの宿舎だ。」

チップをスキャンするとTweeenと軽い金属音がして扉が開いた

  「相談してどの部屋を誰が使うか相談しろ。一番奥がリビング担ってるはずだ。じゃぁ今後
   の予定は端末にメールに送る。各自確認するように」

そう言って先生は部屋を出て行った

案内された部屋は玄関を入るとまっすぐ廊下が伸びていて向かい合わせで6つ部屋があった。そのうちのひとつは扉がなくテレビと冷蔵庫があってエアークッションがペシャンコの状態でエアーポンプと一緒に置いてあった


作品名:yamatoへ…Ⅲ 作家名:kei