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yamatoへ…Ⅲ

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それから進の体調は順調に戻り一週間ほどすると体育も休憩を取りながらだが全部参加することができるほどになった。
守は一時地球勤務が言い渡されシフト制で進と会う事は出来なかったが頻繁に連絡を取り体調の確認などしていた。


  「古代、ちょっといいか?」

休み時間にみんなと話してる所に橋本がやってきて進を呼び出した

  「はい」

二人は進路指導室へ向かった

  「最近体調いいみたいだな。」(橋本)
  「はい。ダルさも取れて今は薬を飲まないで様子を見ています」(進)
  「そうか…もうすぐ大学の単位が取れそうなんだが…そこでお前の進路なんだが…前に
   聞いた時はまだしっかり決まってないと言っていたがそれからどうだ?」(橋本)
  「はい…実際まだ悩んでまして…戦闘科に行きたいんですが加藤たちみたいに戦闘機
   にも乗りたいし…でも砲術科にも進みたいし…マルチに出来る訓練ってないでしょうか」
  「古代はわがままだな」

橋本はそう言って笑った

  「いやわがままじゃなくて欲張りなんだな。戦闘科に進めば自然と艦載機の訓練もあるか
   らなぁ…加藤と山本は艦載機専門で訓練してるけど…とりあえず戦闘科、で話を進める
   からな。あいてる講師を当てると思うからどっちが来るかわからんぞ?」(橋本)
  「すみません」(進)
  「これからがお前たちの実力が試される時なる。今まで頑張ってきた事の意味が見出され
   るんだ。でもこれからがきつい。あいつらはそんなの微塵も感じないくらいに見えるだろ?
   でもうまくいかないで悩んでる時だってあった。余り言いたくないがお前の場合体の
   ハンデがある。ひょっとしたら艦載機は無理、と言われるかもしれない。でもそれは
   今は無理でももう少し体が大きくなって抵抗力がつけばまた違うかもしれないから今は
   わかってるよな?(進が大きくうなずく)そうだ、出来る事を精一杯やるんだ。」

橋本は倒れたことで進が成長したな、と思った

  「守と連絡はとってるのか?」
  「はい、メールですが。今は地球勤務で退屈だと言ってました。」
  「そうか、じゃぁ俺も連絡取って見るかな。休み中呼び出してすまなかったな。」

進は進路指導室を出て教室に向かった

作品名:yamatoへ…Ⅲ 作家名:kei