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yamatoへ…Ⅳ

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  「はよっ」

ご機嫌で加藤が食堂に現れた

  「水田チーフから連絡来たよぉ♪明後日訓練終了後1時間後あの店で待ち合わせって!」
  「お前嬉しそうだな」

島が笑いながら言うと

  「戦闘機ってホント女性少ないんだよ…(山本を見ると山本もうなずく)水田チーフ達が
   いなくなって更に減って…それからは男ばっかりなんだ…ゲンメツするぜ」

加藤の言い方が本当につらそうで思わず笑ってしまった島だった

  「だってよ、島の所なんか結構いるだろ?」

島は考えながらうなずくと

  「確かに…半分は女性だな。でもそんなに美人はいないぞ?」(島)
  「とにかく女性と話せるという事はとっても貴重な事なんだ!」(加藤)
  「でも相手は結構年上だぞ?」(山本)
  「いいんだ、年上だって。俺なんか兄弟4人もいるのに全部男だ!超男社会なんだ!
   女性と一緒にご飯食べられるなんて…そう思っただけでおいしそうに感じるよ」(加藤)
  「ははは、なんだかお前って幸せなやつだな」(進)
  「うるさい!お前たちだって男4人でメシ食うより女と二人で食べた方がいいって思う
   だろ?」(加藤)
  「そりゃそうだ。」(島)
  「俺はその気持ちを代弁してやってるんだ。ありがたいと思え!」

やたらえばる加藤…

  「まったくしょうがない奴だな…ほら、サッサとしないと訓練…遅れるぞ。」(山本)

相原からもらった腕時計が後30分で集合時間を差していた







  「こんばんは」

水田たちと店で待ち合わせした進達は4人そろって顔を出した。非番と言う事で今まで見
た事ない女性も含まれていた

  「いらっしゃい!奥に座って!」

殺風景な居酒屋も女性陣が10人以上揃うととても華やかになるから不思議だ。

  「今日はナイショで飲ませてあげるわ。」

秋山がこっそり山本に耳元で言った。山本は断ろうとしたが

  「あなたたちだってこっそり買って飲んでるでしょ?健全な男の子がアルコールに手を
   出さない方が不思議よ。あの時はまだ学生です、って感じだったけど…随分変わった
   わね。あれから一年と少ししか経ってないのに…だからアルコールを許可する!」

そう言ってビールが4つ運ばれてきた

  「さて、みんな揃ったのでカンパイ!」

秋山がそう言うとみんな自分のグラスを持って乾杯した

 



作品名:yamatoへ…Ⅳ 作家名:kei