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yamatoへ…Ⅳ

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やはり島と相原は涼しい顔で戻ってきて山本が入口付近で、加藤と進がリビングで伸びてるのをみてそっと入室して来た。

特に山本はトイレから這うように戻ってきたが扉を開けて入ってすぐ安心したらしくそこで力尽きてしまったようだった

  「どうする?起こすのかわいそうだね」

相原が心配そうに…しかし山本をまたぎながら言った

  「しっかしこいつらよぉ…伸びるなら自分の部屋で伸びてくれ、って…。まったくこっちは
   テレビもゆっくり観れないじゃないかよ。」

島はしょうがないな、と言う顔をしながらリビングで伸びてる加藤と進を見て言った。

  「少し様子を見て一緒に飯行くか聞こう。」

島はそう言うと三人の部屋からブランケットを持ってきてかけてやり相原を誘って自室に入った。島は誰かが起きた時わかるように自室の扉を全開にしておいた



  「そっち、どうだった?」(島)
  「うん、ついてくれる人が橋本先生の先輩で…まず最初に士官から先生、って言うか僕を
   指導してくれる人紹介されたんだ。で、訓練学校の先生の名前言わされて…他の先生は
   知らなかったけど“橋本は俺の後輩だよ”って言って笑ってくれてさ。間接的な知り合い
   だけど全く知らない人より良かった、って思って…。で、まず最初に橋本先生と直接連絡
   とってみろって言われて…ちょっと時間かかったけど出来たからよかったけどさ…
   いきなり旧式の通信機操作させられたからちょっと出来るか不安だったけど出来ない
   とは言えないじゃん?」(相原)
  「そりゃそうだ。」(島)
  「先生にも何とか合格点もらえて…橋本先生とも少し話せたし。艦載機の訓練がどれだけ
   すさまじいか知ってるからそれが心配だって言ってた。」(相原)
  「この様子を今すぐ知らせてやりたいな。」(島)
  「明日から僕たちの近状報告するようになったから伝えるよ。…で島くんは?」(相原)
  「俺の方か?今まで通りのシュミレーションだよな。大型戦艦は余り所持してないから
   巡洋艦クラスのシュミレーションの方明日やるって。確かに日本は大型戦艦余り造って
   ないからな。でも大は小を兼ねる、だし…。でもやっぱり戦闘モードになった時の機敏な
   動きってなかなかできないから結構難しいちゃ難しいかな。」(島)
  「そうなんだ…。」(相原)
  「巡洋艦だとかなり戦闘モードのとき機敏な動きを求められるらしいからその戦況の先読み
   することが大事らしいんだ。確かに指示受ける前に沈没したら元も子もないからな。」

島はいつもと違って余裕がなさそうだった

  「いつか本当の戦艦を操縦するんだって思うとちょっと怖い気もする。ただの艦じゃない
   んだからな。俺たちが乗り込むのは戦艦なんだ。被弾したらひとたまりもない…」

自分の操縦が未熟なために被弾して沈没することだけは絶対に避けたいと島は思った

  
作品名:yamatoへ…Ⅳ 作家名:kei