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yamatoへ…Ⅳ

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進と加藤と山本はそれから三日間みっちりシュミレーションの確認を実際艦載機に乗って実習してフライトはOKをもらい再びシュミレーションルームに戻っていた。

  「フライト自体は体で覚えたようだな。体が慣れるまで大変だったと思う。これだけ短い
   期間でOK出たのは余りいないので君達は優秀だ。自信を持ちたまえ。
   しかし艦載機は乗りこなせばいいというものではない。」

三人の顔に真剣さが増したように見えた

  「艦載機は母艦と連動して敵艦を叩く事が仕事だ。つまり飛ぶだけではライセンスを与える
   ことは出来ない。これからは艦載機の掃射をフライトしながら行う訓練に移行する。
   飛ぶ事に馴れないと相手を撃ち落とすことはできないし相手にばかり気を取られてると
   操縦が疎かになって自滅する危険もある。どちらの方も神経を研ぎ澄ませ相手を打ちの
   めし自分が生き残る、そんな戦いをしなくてはいけない。
   しかしどの戦いでも艦載機が出撃するかは艦長、もしくは司令官の命令一つだ。
   その為どの艦に配属になっても大丈夫なようにその艦の主砲などの火器の訓練も
   行っておかなくてはいけない。パイロットとは言え戦闘班の一部と思いその他の任務も
   怠らず並行して出来るよう訓練しなければいけない。」

士官は手招きしてシュミレーション機に三人を寄せた

  「何度も乗ってるからわかってると思うが艦載機の火器のボタンだ。これからシュミレーショ
   ンに入るが今度は敵が襲ってくるのを仮定している。しっかり応戦してくれ」

シュミレーション機に山本がスタンバイする。風防が閉められてエアーチェックをする。異常がなければGOサインの代わりに右手の親指を立てる

加藤と進はシュミレーションルームを出てモニタールームで待機した













作品名:yamatoへ…Ⅳ 作家名:kei