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yamatoへ…Ⅴ

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5日後進と島は二人軍用機で火星に到着した。しかし二人が赴任した火星基地は普段
使用されている火星基地とは違い人気のないこじんまりとした基地だった。
必要最低限の生活物資しかなく通信も一日三回の地球との連絡のみで火星基地本部と
連絡を取ることはなかった

  「…なんかおかしいよな、ここの基地…」

二人は相部屋を使っていた。島は赴任一日目で今までと違う訓練をおかしいと思った。

  「今までたくさんの大型戦艦を操縦して来たけど今日シュミレーションした艦は見たこと
   ないヤツだった。こう…古めっかしい…ってゆーか…こんなところで半年も何やるんだ
   って感じだよ。それにここ相部屋だろ?考えてみろ?今まで俺たちずっと個室だぜ?
   今更お前と半年も一緒に住めって無理な話だよなぁ!」

島は不安を隠すように最後は少し冗談を交えてそう言った

  「お前のところもそうだったか…俺のところもなんだかやたら古臭いスイッチが並んで
   るんだよ。びっくりしたけどオートがないんだ!マニュアルだぜ?今どき信じられ
   ないよ!」

進はあきられるようにそう言うと

  「やっぱりな…これは絶対なにかある…どこにも通信できないのも気になる…今度
   地球の通信の時相原に聞いてみるか。この特別任務の本当の意味をさ。」

島がそう言ったので
 
  「そうだな、あいつなら何かつかめるかもしれないな。」



二人はそう言っていたがすでに相原も特別任務と称して金星に向かっていた。
それから加藤と山本は新しい艦載機のテスパイとして月基地の反対側、地球から一切
見えない月の裏側に回されてしまいやはり連絡が取れなくなっていた。
太田と南部も加藤たちと一緒に月の裏側に回され特別任務を与えられていた。
しかし同じ基地内にいるのに太田と南部、加藤と山本は一切の接触を禁止された


防衛軍が動き出したが何を求めているのか何も見えない…


しかし有無を言わせぬ訓練で孤独感と闘いながら精神的に鍛えられていくのだった


二人ひと組ではあるけれど狭い基地内で頼れるのは自分ともう一人の仲間だけ…
具合が悪くなっても看病出来るのはひとり。否応なしに自分の健康管理も気をつける
ようになっていく。

生活物資は三日に一度小型艇がやってきてどっさり下ろしてまた戻って行ってしまう。

毎日訓練は同じような事が続く。時々基地を出て誰も近寄らない所で飛行訓練したり
廃艦寸前の大型戦艦を実際動かしてみたり…進と島は同じような訓練じゃ飽きてしまう
だろうという事で時々自分たちの訓練を交代してみたりして出来るだけパターン化しない
よう心がけていた
作品名:yamatoへ…Ⅴ 作家名:kei