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GANTZ Paradise Lost 田中星人篇

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「・・・・・・・いやああああああああああああああああああああああああっっっっっ」

部屋に杏里の絶叫が響き渡る。

「・・・う・・・そ・・・・だろ・・・?」

「ゲームじゃ・・・ない・・・・?」


俺達の目の前には首無しのかつては人間だった肉片と返り血で真っ赤に染まった丈一郎が立っている。

「よく聞け・・・クズ共・・・・」

丈一郎は静かに呟く。

「俺に銃向けた奴、ソッコー殺す・・・」

そして丈一郎は額全体に血管を浮き上がらせながら怒鳴った。

「良いか!?俺に銃向ける奴はソッコーブッ殺すからな!!!!!!!??????ちっこい脳味噌によく記憶しとけぇぇぇぇっっっ!!!!!!!」

その言葉に反論する者は誰一人としていなかった。
丈一郎は端正な顔を怒りと憎悪と血糊で一層歪ませながら続ける。

「あと、俺の足引っ張る奴、ウゼェ奴も容赦なくブチ殺すからな・・・分かったかこの××××共!!!!!!!!!」

どこで憶えたのだろうか、最後に最大の侮辱の言葉を吐き捨てた。
そして丈一郎はガンツに叫んだ。

「おい、ガンツ!!!いつまで引っ張ってる!?さっさと転送しやがれ!!!!」

すると・・・



『行ッて下ちい。
60:59:09』



丈一郎の言葉に反応するかの如く、ガンツの表面に残り時間が表示される。
それと同時に丈一郎が頭から消え始めた。