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GANTZ Paradise Lost 田中星人篇

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『53:32:06』

一方その頃、ガンツ部屋・・・

「・・・ふう・・・」

スーツを着終えた俺と秀吉は特に何をするというまでも無く、ただ何となくマミが着替え終わるのと転送されるのを待機していた。
俺のスーツのホルスターにはハンドガンが一挺、秀吉のスーツのホルスターには何に使うのかは不明だが何かのグリップが2本収納されている。
ちなみにこれは余談だが、秀吉のスーツ姿は割とよく似合っており、制服姿とはギャップがあって中々良い雰囲気である。

「それにしても・・・」

秀吉がスーツを纏った己の姿を見て言う。

「このスーツ、ただのコスプレではなさそうじゃの・・・」

「ああ、まあな・・・何かオーダーメイドっぽいし・・・」

「ふむ・・・だとすれば、誰が作っているんじゃろうか・・・」

あてのない疑問を秀吉と議論しあっていると・・・

「着替え終わりましたぁ」

マミがキッチンの中から出てきた。
マミも俺達と同じく、漆黒のスーツを身に纏っている。
特にマミの場合は胸が大きいからなのかスーツの胸部が大きめに作られていた。

「・・・何か、結構似合ってるのな」

「・・・どこ見て言ってるんですか」

「あ、ゴメン・・・」

当然の事ながら、マミもスーツが似合っており、彼女の特徴である巨乳がとてもよく映えている。

「・・・お主のそういう所は昔から何ら変わりないのう・・・」

「うっせ!つか、秀吉はこういうの見ても何も感じねーのかよ?」

「感じるって・・・何をじゃ?」

「何って・・・・そりゃあ、アレだよアレ」

「アレって何じゃ?」

「いや、だから・・・・」

「・・・工藤さん、墓穴掘り過ぎですよ・・・」

「ーーーーーーーっ!」

俺が詰んで頭を抱えた丁度、その時・・・


「あ、転送が来た」

俺の足が徐々に消え始めた。