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なっちゃん
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俺とあいつと◯◯と

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第五話 お昼ご飯のご招待 前編







そんなわけで、俺は屋上にきていた
どうやらここで昼ご飯を食べるようだ

しかし…


「やっぱりこうなるのか…」


柊にのこのこついて来たはいいものの、気づいたときにはもう時すでに遅し、俺は柊含む四人の女子生徒を目の前にしていた


……俺、帰っていいかな?

そう思い踵を返そうとする


「帰さないよ〜、せっかくだから一緒に食べてなよ」


が先程見た、青い髪のちっこいのが行くてを阻んできた


む…素早いな…


さては格闘経験者か?


「無理なさらなくていいんですよ?もしよかったでいいですから」


確か同じクラスだったような、桃色の髪の女子がいう


そう言ってもらえるのは助かるんだが、あなたのような方にそう言われると逆に退きにくいんです


「せっかくつかさが呼んできたんだから一緒に食べなさいよ?」


今度は柊と同じ髪をした、どこかで見たことがあるような女子が強気な物言いで言った


なんか、断れないな…


「…遥くん、だめかな?」


とどめに柊
なんか、こうなるように誘導されているような気がするがきのせいだろう




「はぁ……まぁ、いいか…せっかくだしな」


というわけで、女子に囲まれながら昼ご飯を食べることを決意した













そのあと、俺は、柊から目の前にいる彼女の友達を紹介されていた



「高良みゆきと申します。以後よろしくお願いいたしますね」


最初に、桃色の髪の女子。口調からもお上品なお嬢様感がする



「私は、泉こなた。こなたでいいよ〜」


次に青いちびっこ。いきなり名前を要求とは……


「えと、改めてだけど、柊つかさです。よろしくね」


お前は……する意味あんのかな


「えらく短いわね。もっと何か話したら?」


「え?あ…双子、です。こっちがお姉ちゃんで、私が妹です」


「………これじゃだめかな?」


「良くはないけど……まぁ、いいわ」


やれやれといった感じでこちらを向く


「私は柊かがみ。つかさの双子の姉よ。よろしくね」



なるほど双子か……、通りで見覚えがあるわけだ
しかし、そうなると呼ぶときがめんどうだな……
よし、ここは、柊姉、柊妹でいくか



「で、なんでかがみが自己紹介するの?隣のクラスでしょ」


泉が柊姉につっこむ
確かに……一理ある


「いいじゃん、別に。その…手間を省いてるだけよ」


「ふふーん、うそつきー。ハブられるのが怖いかがみ萌え♪」


泉がニヤニヤしながら柊姉に問い詰める


「なっ!?違うわよ!」


「はいはい、そーですねー」


柊姉の必死の反論を泉が軽く受け流していた

意外に仲がよさそうだ



「まぁ、それはいいとして、君は?」



突然と泉がこちらに話をふってくる


「いきなり、君は?って言われても困るんだが?」


「自己紹介だよ、自己紹介」



あぁ、なるほど
俺もしないといけないのか



「俺は、黒星遥だ、とりあえずよろしく」



まぁ、この先あんまり関わることもないだろうし、こんなもんでいいか



「またあんたもえらく短いわね…」



「いいだろ、紹介することもないしな」


「そう、まぁいいわ」


俺の自己紹介も終わったところで皆が弁当のふたを開ける

さて…俺も早速ランチと行きたいところだが……忘れていたことを二つ思い出す


まず一つ目


「そういえば、柊妹、足の方は大丈夫だったか?」


「足?」


柊妹がポカーンとした顔をする


「朝の登校中に捻ったろ?」



「あー、うん。そうだったね〜」


「忘れてたのかよ…まぁ、その様子じゃ、足は大丈夫だったみたいだな」


「うん、保健室にもいったけど、大丈夫だったよ〜」


そうか、よかった
ひどく怪我されていたらものすごく申し訳ないからな…


「でも、遥くん、朝はありがとうね」


「礼はいいよ。悪いの俺だし」


「お礼くらいもらっときなさいよ。私からもお礼言わせてもらうわ」


俺と柊妹のやり取りを見ていた柊姉が言う
事情は柊妹からきいてるみたいだ


「まぁ、そうだな…」


今はとりあえず受けとっておくか…
そろそろあいつもくるだろうし、話がめんどくさくなるだろうからな



「かがみ〜、そろそろ食べようよ〜お腹すいた」



「そうね。じゃあいただきましょうか」


さて、二つ目


「遥かぁぁぁ!!」


天気のいいこの空に響き渡る声


「え、なに?!」


柊妹が突然の声に驚き、


「来たね」


泉がわかっていたかのようにニヤリと笑った


そしてその声の主がこちらにやってくる


「よう、元気か、湊」


「元気じゃねぇよ、腹減ってるよ!!」


ん、まぁ、元気だな
後、腹が減ってる=元気がないってのはいまどき成り立たないだろう



「黒星くん、この人だれ?」


柊姉が尋ねる


「白月湊。俺の友人だ」


「後、遥くんの恋人だよ〜」


泉がそう付け加える

「ええぇ、そ、そうなの?遥くん!?」


柊妹よ、いちいち過剰な反応は止めていただきたい



「分かっていると思うが、全力で否定するぞ」



やはりあの時、こいつからはそう思われていたか……









空を仰ぐ
視界には雲一つない、青い空が広がっていた



「はぁ…」



ため息を一つ
やれやれ…また、めんどくさいことになりそうだ……




作品名:俺とあいつと◯◯と 作家名:なっちゃん