灰色
合宿
合宿が始まった。
なぜか誠凛と同じ宿と言う面白いことになっていて緑間はすげー嫌そうな顔をしてた。
俺としちゃあすげー楽しいんだけどな
何だかんだとあの日以来、真ちゃんとは少しずついつも通りに話せるようにはなったりして。
まあ川島さんとは何の連絡も取ってないし、気にしてもいないけど。
しかしだ。
「おばさーん誠凛高校の日舞部ただいま到着でーっす!!」
それは突然だった。
「あらあら、随分予定より遅れていらしましたね。」
「顧問の私とした事がはしゃぎすぎましてね!」
「すぐにお部屋用意しますので少々お待ちくださいね。」
ゾロゾロと女集団が入ってきたのはいい。
今、誠凛高校の日舞部とか言ったよな?
・・・・・・誠凛高校の日舞部って
「あ」
「あ」
川島さん
バッチし眼ぇあっちゃいましたけど。
「何でここに」
「いや、俺バスケ部。緑間と同じ」
「ああ。ふうん」
つかここの宿どんだけ合宿の開催地になってんだ!
安いのは確かだけども!確かだけどもな!!
なんかまた、真ちゃんといざこざ起きそうですげー怖い。