二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

【ゼロの軌跡】 第1章

INDEX|4ページ/9ページ|

次のページ前のページ
 

ーサントアンヌ号メインブリッジー


紳士「なっ、一体どこから入ってきたんだ!!」

チャップリン「ん?まあ、どこでもいいじゃねぇか。それよりもよ、さっき妙な言葉を聞いたんだがよ・・・・・・」

一同は困惑していた。一体こいつは何者なのだろうかと。もしかしたら、奇跡的にも自分たちを助けに現れたヒーローなのではないかと。

チャップリン「おい、そこのお譲ちゃん。」


サラ「なによ?」


チャップリン「さっきよお、私が空賊王になるぞ的なことを言ってたよなあ・・・それは違うぞ。空賊王になるのはこの俺だ!!!」


  ドンッ!!!


チャップリンは見事なまでのどや顔で仁王立ちである。

一同は呆気にとられていた・・・・・

サラ「はぁ??」   


紳士「・・・・き、貴様、だからなんだというんだ!!邪魔はさせねーぞ。」 

紳士は、気が動転していた。途中まで順調に進んでいた計画に突然見知らぬ男が、侵入する場所などないはずのサントアンヌ号に見知らぬ男が現れて、空賊王になることを宣言した。



男「おい、あんた一体??俺たちを助けてくれよ!!さっきの話聞いてただろ?奴隷で一生を終えるのなんかまっぴらなんだよ!!」

チャップリン「えーーー、やだね。」

一同「!!!???」  一同は愕然とした。

男「なんでだよ!!?」   

チャップリン「いや、別に俺は正義のヒーローじゃないからね。それに、俺はこのお譲ちゃんたちと同業者だよ?まあ、確かにライバルっちゃあライバルだけど、特につぶし合う理由ないっしょ!」


サラ「??じゃあ、なんでここに来たのよ。」

チャップリン「ん?それはだからさ、おまえが空賊王になるって言ってるのが聞こえて、訂正しとかないとなって思ったんだよ!空賊王になるのは俺だよってね。」



一同「たったそれだけのことでーーー!!!???」 ハモリパート2。

ヒーローじゃなかったんかい!!と、一同は心の中で突っ込んだ。



紳士「ふぅ〜・・さあ、だったらもうすっきりしただろう。さっさとここから出て行ってもらおうか。」

チャップリン「うーーん・・・・俺さーこの船気に入っちゃったんだよねーー。なあ、俺にこの船譲ってくれない??^^」

サラ「なに、ばかなこと言ってるのよ!?そんなことするわけないでしょ!」

チャップリン「んーーー・・・・だったら、ここにいる奴ら全員ちゃんとおうちに帰してやるんだな。」



紳士「!!!?」     



サラ「は??」

チャップリン「俺にこの飛行船を譲るか、ここにいるてめぇの奴隷になる予定の奴らを元の場所に帰すか、どっちか選びな。俺的には、船がほしいんだけど、どうしても船がだめだってんなら、後の方でもいいぜ。」  


急に得意げなチャップリン。

ゼロ「・・・・・・・・・・・・・・」  ゼロはいまだ、サラの

言葉がショックで放心状態である。

サラ「そんな選択肢、どっちも選ばないわよ!!ブリーチ、やっておしまい!!」

ブリーチ「ははっ!!」 

紳士の名前はブリーチだったようである。ブリーチは銃を両手に構えて、チャップリンに向かって撃ちまくった。



ドン!ドン!ドンッドンドンッ!!!! 


 チャップリンに攻撃が命中した。

ブリーチ「ふんっ、それほどでもないですね。」


チャップリン「・・・・・ふんっ、全然効かねぇな。」

ブリーチ「!!!?なっ、今度こそ!!」


バンバンバンッ!!!    


ブリーチの二丁拳銃がチャップリンに炸裂した。


チャップリン「・・・・・・」 だが、チャップリンは全くよける動作をしない。


ブリーチの放った銃弾がチャップリンに命中する・・・と、思いきや銃弾はチャップリンの体を通りぬけた!!


ブリーチ「なっ!!??」 


モクンッ!!   チャップリンは煙のようになって、ブリーチの間合いに詰め寄った!


チャップリン「ショーリューケン!!」  ドゴッ!!!!


チャップリンはブリーチに強烈なアッパーをかました!


ブリーチ「!!!?」   ブリーチはノックアウトした。


サラ「悪魔の実の能力者ね。」


チャップリン「ああ、俺は『モクモクの実』を食った、全身煙人間だ。」

ゼロ(モクモクの実??初めて見た・・・悪魔の実・・・・)ゼロは放心状態から少しだが立ち直っていた。

チャップリン「さ、どうする?お譲ちゃんの子守のおじちゃんはやられちまったぜ??」


サラ「ばかにしないでよ!!!いっつもそう。私を見た目で判断して、子供扱いして・・・私はねえ、20歳なの!!立派な大人なのよ!!」


一同「・・・うそーー!!!」


ゼロ「・・・・・・えーーーー!!!同い年じゃなかったのーーー!!!???」

サラの衝撃のカミングアウトによって、ゼロは完全に正気を取り戻した。


サラ「そうよ。だから、あんたといるとき12歳のフリするのが大変で疲れたわ。」


チャップリン「そうか。悪かったな、子供扱いして。ちなみに俺はまだ16歳だ。」


一同「えーーーーー!!??」 


チャップリン「・・・・うそだ。」


一同「もういっっちょ、えーーー!!??」


チャップリン「さてと・・・では、お姉さん、もうそろそろ決着をつけますかな。」

サラ「そうね。目障りなあんたは、この私が始末してあげる。」

ピーン・・・あたりを緊張した空気が包み込む・・・・・

チャップリン「行くぜ。『純白の拳、ホワイティナックル』!!」
 

チャップリンは煙のパンチをサラに向けて放った!!


サラ「!!そんな攻撃じゃ私に当たらないわよ・・・!!!?動けない??」


サラは身動きがとれなかった。それもそのはず。チャップリンは足を煙に変えて、サラの足に煙を巻きつかせているのだから。

サラ「くっ・・・・なんて卑怯な。」


チャップリン「戦いに卑怯もウンコもあるかよ。」



ホワイティナックルがサラに当たる・・・そのとき!!


ゼロ「やめろーーーーーー!!!!!」



 ドンッ!!  


突然場の空気が変わった。




一同「ブクブク・・・・」  



次々に大勢が失神した。


チャップリンは攻撃を止めざるをえなかった。サラは気絶はしなかったが、正気を保つので精いっぱいである。


チャップリン「今のは・・・・覇王色の覇気!」


サラ「フー・・・・・まさか、本当に使えるとは・・・」


ゼロ「・・・・・サラは・・・俺を裏切ったし、悪い奴だけど・・・・やっぱし友達なんだよ!!!」



ゼロの決死の叫びにより、サラとチャップリン以外の人々は正気を保つことができずに、気絶したのだった。


サラ「!!?なんで・・・・・なんでよ!!なんで、私をまだ友だと呼べるの!!?私はあんたを裏切ったのよ!!年齢だってあんたの倍近くあるのに・・」