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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第78話

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  背面と左腰アーマーの一部のドリルが回転しながらビーストロイド01に突き刺さった。刺さったと同時に更にドリルは高速で回転を始める。

    ギュギュウギュギュウズズズギィイイィイイイイッッ!!!

  聡 「ふんっっ!!!」  

    ドォガァアアアアンッ!!

  グレンラガンはエルボーを見舞った反動で、ドリルを引き抜きながらビーストロイド01から離脱する。

  着地すると、全身のドリルをミサイルのように撃ちは放った。

  グレンラガン 『フルドリル・シュートォォオオオオオオオオオッッ!!!』

    ズドォドォドォドドドドドドドォドォドォオオオオオオオッッ!!!

  ホーミングミサイルのように、37本のドリルが一斉にビーストロイド01に目掛け正確にかっ飛んで突き刺さっていく。

    ギュズズズズズズズズズディギュリュリュリュリュドドドドォォッッッ!!!

  ビーストロイド01 「ギャシャルルルルッガガガッッ??!」

  装甲を抉りながら食い込んでいくドリル群。そしてドリルが全て爆発を起こす。

    ドォドォドォドォドォズズズズズウウウウウウンッッッ!!!

  ビーストロイド01 「―――――ギガッ!!!」

  ボディーの内部が爆破され、身体の肉片や装甲が爆煙と共に飛び散る。かなりのダメージを与えたようだった。だが、ビーストロイド01は襲いかってきた。かなりの耐久値がある事を物語る。

  これに対してグレンラガンは再びドリルを身体に飛び出させると、右のアームドリルを高速回転させて迎え撃つ。

  ビーストロイド01 「ガガガアアアアアアアッ!!!」  

  ハンマーアームを振りかぶりながら殴りかかる。グレンラガンもアームドリルで殴りかかる。

  聡 「っらぁあああああああ!!!」

  グレンラガン 『はぁああああああっっ!!!』

    ドォズルゥガァアアアアンッッ!!!

  互いの武器がぶつかって弾き飛ぶ。間を置かずにビーストロイド01が殴りかかる。

    ゴゴオオオオンッッ!!!

  左腕の甲冑で受け止めるグレンラガン。アームドリルでアッパーを繰り出す。

  グレンラガン 『ッッ・・・・うらああああああ!!!』

    ギュイイィッ、ドドゥルルガアアアアアアアンッッ!!!

  装甲を抉ってダメージを与える。ビーストロイド01は再び腕を振りかざしグレンラガンを殴り飛ばそうとする。

    ドォグォオゴッガドドゴオオオンンッッ!!!

  グレンラガンは、ビーストロイド01の攻撃をアームドリルでガードした。高速回転するドリルが襲い掛かった攻撃を弾く。そして殴る。

  グレンラガン 『っしゃああああああっっ!!!』

    ズドォルルガドォドォゴオオオオオオッッ!!!

  後方へと突き飛ばされるビーストロイド01。この期を逃す事無く、グレンラガンは技をぶつけに掛かる。

  グレンラガン 『聡、バーンドリラーを撃つぞっっ!!!』

  聡 「おっしゃあああ、バーン・ドォリラアアアアアアッッ!!!」

  駆け出しながらステップし、アームドリルの攻撃に加速力をつけて殴りかかる。

    ドォドゥルズドォガァアアアアアアアアアッッ!!!

  直撃を受けたビーストロイド01は装甲と肉を砕かれながら思いっきり吹っ飛ぶ。グレンラガンは倒れこんだビーストロイド01に攻撃の手を休めない。ジャンプしながら、上空からアームドリルを思いっきり突き下ろす。

  聡 「コンボだッ・・・ドォリルゲイザアアアアアアアアッッ!!!」

    ズドォヴァドォルルルガアアアアアアアアアアアンッッ!!!

  ビーストロイド01 「ガガゴゴゴゴガアアアアアアアアッッ??!」

  断末魔の叫び声を上げるビーストロイド01。今の一撃で、これまでに思うように砕くことの出来なかったビーストロイド01の胸部が大きく砕かれた。

  ドリルを抜き取って、倒れこんだビーストロイド01の前に立つグレンラガン。

  聡 「よくも街の人たちを・・・當哉をあんなめに遭わせたな・・・・!!!」


      ♪ BGM 「燃え上がれ闘志 忌まわしき宿命を超えて」


  聡はビーストロイド01を睨んだ後に、止めの、そして、怒りの一撃を繰り出す。グレンラガンは空にアームドリルをかざす。

  聡 「俺のドリルが怒って回るっっ!!!」

  アームドリルがMAXスピードで回転し始める。

  グレンラガン 『貴様を砕けと回り叫ぶっ!!!』

  エネルギーの炎をアームドリルが纏い始める。

  聡 「怒りと、恋と、勇気のぉおおおっっ!!!」

    ギュリュリュリュリュウウウゥウウウゥゥゥゥッッ・・・!!!

  聡&グレンラガン 『ギガドリルッ・・・・ブレェエエエエエエエエエエイクッッッ!!!』

    ギュグォゴォッッ・・・・・・ズギュルドォヴァルルルルルルドドォドォドォドォガアアアアァ!!!

  怒りと勇気の炎に満ちたギガドリル・ブレイクを渾身の力でビーストロイド01にブチ込んだ。激しい大爆発が巻き起こって空中高く吹き上がる。

  聡&グレンラガン 『スクリュゥゥウウウウウウ・エンドォオオオオオオッッッ!!!』

    ドドドドドドドグォヴァドォゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオンッッ!!!

  巻き起こる紅蓮の炎の中、グレンラガンは雄々しく立つ。勝利の勇姿が街にそびえ立った。

  周囲の大衆が声援を送る中、撫子はその勇姿にほっと胸を撫で下ろす。

  撫子 「聡君・・・よかったぁ・・・・。」

  當哉 「・・・・す、すげーだろ?聡・・・あれがあいつの力さ・・・!!」

  撫子 「當哉君!」

  直 「無理しちゃダメ!!今に救急車が来るから!!」

  當哉 「そ、そうっすね・・・・。」

  直 「・・・・もう・・・バカな子なんだから・・・。」



  救急車で運ばれていく當哉につきそう形で乗る聡達。聡が當哉に言う。

  聡 「當哉!無茶するなよな!!」

  當哉 「いててて・・・でもよ、俺は俺の意志で行動したんだ・・・。」

  聡 「確かに、好きな人が危険になったら助けるってのが男の性だもんなー・・・ああ?!」

  當哉 「おい・・・・!!」

  勢いで言ってしまう聡。気まずい空気をフォローするかのように撫子が割って喋り出す。だが、口許はテンパッている。

  撫子 「あ、えと・・・私達、當哉君から失恋した事の悩みを相談されてて・・・その・・・うんと・・色々と相談に乗っていたんです。」

  フォローしているようでフォローしていない撫子。直はくすっと笑った。どうやら杞憂のようだった。

  直 「くすっ・・・・そう・・・當哉君に相談されてたんだ。ゴメンネ・・・なんだか悪い気がしちゃうなぁ。」

  聡 「いえ、いやぁ・・・なんていうんすかね?ははは〜・・・。」

  テンパる聡と撫子を気にせずに、直はこの間にも當哉の事を思い改めようとしていた。友達に失恋したことを相談し、いざというときは身を挺してまでかばってくれた當哉を。