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魔導騎士ショウ

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はやての一声で戦艦が動き出す。

今、戦いの火蓋が切って落とされた。

無人世界カルナージ

洞窟

………

ここは…

そうだ、僕は訓練してたんだ。

早く力をものにして、なのはや友恵を助けなきゃ…

そう思っていた矢先だった。

突然声がする

「無理無理…てめぇには無理だよ」

「えっ?」

声がした方向を向いてみると、まさに僕自身が立っていた。

「何を驚いてるんだ?おれはてめぇの心の中にある闇の部分さ。」

「ふざけるな!」

「おいおい…おれはふざけちゃいないぜ?なんならおれがお前の心の中当ててやろうか?なのはを守りたいが、本当は自分には無理だ。友恵も救い出せない。」

「違う!」

「違わないさ!」

もう一人の僕は、僕が恐れていることばかりを口にしてきた。


メガーヌさんの家

ゼロがコーヒーを口に運ぶ

「今頃あいつは心の闇と戦っているのか…」

そういいコーヒーを置く

「そうね…この訓練は自分の心の闇…つまり自分の弱さを受け入れることが目的」

メガーヌさんがゼロに訓練概要を話した。

「思いが強ければ…」

「どうなる?」

「間違いなく呑み込まれるわね」

洞窟

「わかっただろ…お前の気持ちをわかってやれるのは俺だけだ…」

もう一人の僕は、手を差し伸べてくる。

これを取れば楽になる…

そんな気がした。

取ろうとしたその瞬間

「もうおにぃちゃん」

「え」

僕は目を疑った。

友恵に父さん、母さんの姿がそこにはあった。

それ以上の言葉はなかったが、言いたいことはすぐにわかった。

パチン

僕は僕自身の手を払った。

「なっ!」

「確かに僕は不安なことだらけだ…けど僕は何もやってない。何も始まってないんだ。これからなんだ。だからこそ、自分の弱さは受け止める」

その瞬間、もう一人の僕が光輝き僕の中に入り込む。


ミッドチルダ上空

なのはが作戦の指揮をとる

「スターズ隊は私と一緒に上空の敵を撃破、ライトニング隊はフェイト隊長と地上の対応をして下さい。」

「了解!」

ヴォルフラムからスターズとライトニングに別れて出撃する。

なのはが先陣を切り、スバルがウイングロードでついて行く。

ティアナは戦艦からバックアップ

スバル達の後をヴィータも追う。

地上ではフェイトを中心にシグナム、フリードに乗るエリオが続き、キャロがバックアップする

「ダブル…ディバインバスター!」

なのはとスバルのコンビネーションアタックで次々とガジェットを破壊して行く。

「!」

なのはに向かって攻撃が飛んでくるが、すかさずなのはがよける。

「ちっ…」

攻撃を仕掛けてきたのは騎士集団の、黒騎士ラストと灰色の騎士ドレインだった。

「お前らは!」

ヴィータが黒騎士ラストをみてとっさに叫んだ。

「ん?ああ…あの時のザコか…」

ラストは鼻で笑って見せた。

「なのはさん…ここは私とヴィータ副隊長に任せて、友恵さんの救助に向かって下さい。」

「…でも」

「約束したんでしょ!ショウさんと」

迷っていたなのはだったが、スバルの言葉に背中を押された。

「わかった。お願いね」

そうなのははいい友恵のもとに向かった。

一方地上ではフェイトたちの前に、緑の騎士リリス、青の騎士ルートが立っていた。

シグナムはルートを見た。

数秒間の沈黙の後、シグナムの口が開いた。

「テスタロッサ…あの男…私に任せてくれないか?」

「シグナム…わかりました。」

シグナムがルートに近づく。

「名は…」

「シグナム…」

「お前が…確かに気が合いそうだ」

「何で俺の相手がてめぇ見たいな格下なんだよ!」

スバルに斬りかかる。

それを素早く交わす。

「なのはさんの訓練に比べたら!」

蹴りを仕掛けるが、ドレインが交わす。

「やるな」

ドレインが笑顔を見せる


一方その近くでリィーンとユニオンしたヴィータがラストと激戦をくりひろげる

「ギガントハンマー!」

ラストは受け止めようとするがそのまま飛ばされる。

(こいつ!この間とはシャレになんないほど強くなってやがる)

苦しそうな表情を浮かべる。

「どんどん行くぞ」

ヴィータが攻撃のラッシュでラストを追い詰める。

ミッドチルダ地上

「召喚!」

リリスが自分の分身の騎士を大量に召喚し、フェイト、エリオに襲いかかる。

シグナム、ルートは激しい剣の競り合いを行っていた。

「テスタロッサと話していた…なぜお前ほどの騎士がこんな…」

「お前にはわかるまい…」

なのはがエンペラーに近づいた瞬間攻撃が飛んできなのはにヒットする。

「きゃ!」

攻撃を仕掛けてきたのはカリスだった。

「カリス…」

「女王には誰も近づけん」

カリスが攻撃の体制に入る

(こんな所で体力を使ったらショウ君との約束が…)

カリスがなのはに向かいに突進してくる。

しかし次の瞬間青き魔導騎士かがカリスを受け止めた。

「ゼ、ゼロくん?」

そうなのは自身もゼロ本人のバリアブルジャケットが変わっていたので気づかなかった。

「何ぃ!」

カリスをいきおいよく投げ飛ばすゼロ

「何をしてる、高町一尉、早く救助作戦へ行くんだ!」

「え…あ、うん!」

そういい、なのは戦艦内部に進入する。

「貴様…そのバリアブルジャケットは…」

カリスが驚愕の表情でゼロを見る。

「カリス…お前の相手はこのゼロ ハーストがする」

「ハーストだとぉ」

その瞬間、昔の親友を思い出すカリス。

(似ている…奴の息子か…天の気まぐれか)

カリスが構える

すかさずゼロも構える。


エンペラー内部

(待っててね友恵ちゃん…)

なのはの前に大きな扉が現れた。

(あそこだ…)

勢いよく魔力弾を扉に打ち込み扉の中に入る

女王の間



「友恵ちゃん!」

目の前には友恵が立っていた。

「なのはさん」

「助けにきたよ」

「何いってるんですか?さあ早く戦いましょ。人類をかけた戦いを…」

友恵は話を聞くつもりはなかった。

(やっぱりダメか…彼女を助けるためにはヴィヴィオの時と同じく魔力ノックダウン、ただし私の体力上一発だけのチャンス…)

考えがまとまった瞬間、魔法陣を展開し、攻撃体制に入る。

「リミット3…全力全開…スターライトブレイカーァァァァ!」

超砲撃が友恵に迫る。

「ふふ…相変わらずですね。クイーンズ!」

友恵はデヴァイスを取り出し、一刀両断する。

「そん…な…」

なのははその場に崩れ落ちる。

「これで終わりですね…」

友恵がなのはに斬りかかる。

(ショウ君ごめん…私約束守れなかった…)

なのはに向かいに剣が迫る。

キーン

なのはと友恵の間に僕が入りウイングスターで友恵の攻撃を受け止める。

「お待たせ、なのは」

僕はなのはに笑顔を向けるのであった。

約束を果たすために
















第13話 それぞれの想い


カリス…俺はあんたにただ、罪を償って欲しかっただけだ。
そして親父の代わりに俺にすべてを教えてくれたら…
けど動き出した時計の針はもう戻せない。

だから…
作品名:魔導騎士ショウ 作家名:天道 一