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魔導騎士ショウ

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シャマル先生だったかな?

結構美人だった。

さて、さっきの話どうしたものか…

近くに海があるせいか、妙に潮風が気持ちよく思えた。

海を眺めている人影があった。

「やぁ、何してるの?なのは」

「ショウ君…うん。たまに息抜きのためにくるんだ。」

「そっか…」

二人の間に沈黙が流れる。

水の音だけが二人の耳に響いた。

「はやてちゃんから聞いたよ…」

「え?あ、うん」

先に沈黙を破ったのはなのはだった。

「で、ショウ君はどうするつもりなの?」

「どうするって…」

「正直ハンパな気持ちだったら止めておいた方がいいと思う。」

ぐさっと何かが胸に突き刺さる。

やっぱりなのはたちと一緒にいたいからとかダメなんだなきっと。

時たま妙に説得力あるよななのはは。

「大丈夫だよ…妹さんは私が必ず救い出すから」

真っ直ぐな瞳。

この目をみると信じたくなる。

そうか…今まで彼女のこと知ってたつもりだったけど何にも知らなかったんだな僕は。

「なら僕も協力するよ。ロード・カリスの逮捕」

「え?」

「約束だ。絶対に救い出して逮捕…」

真っ直ぐな瞳でなのはをみる。

「うん…そうだね!」

僕となのはは握手をした。

星空の下で

地下にそびえ立つ、遺跡のような施設。

妹、友恵がカプセルの中に入れられている。


「素晴らしい…」

「データは取れたか?」

「あ、カリス様、はい。やはりこの数値。女王の資格を持つ者です。間違いありません。」

「やはりな」

ロード・カリスは友恵を見て笑みを浮かべる。


「後はデバイス何ですが…」

「やはり必要か…」

「はい。天の書とウイングスターが合わさって始めてなりたつ女王の力…」

「わかった。なんとかしよう…」

研究者ぽい、じいさんはロード・カリスに頭をさげ、カリスはその場を離れた。

「ウイングスター…必ず手に入れる…」

男は拳に力を入れた。







第4話 犬猿の仲!?2人の天才騎士


突然の現実に戸惑いながらも、何とか僕自身しっかりやれている気がする。

まだまだ甘い所があるけど少しずつ変えていきたい自分がいる。

そんな成長を確かにするために、今日も僕達は頑張るのであった。


魔導騎士ショウ始まります。

Byショウ




「てなわけで正式に機動六課が本局に認められて、特殊部隊として活動を開始することになりました。というわけでみんなよろしゅうな。」

パチパチパチと拍手がなり響く。

はやては演説を終え、一礼した。

「というわけで今から紹介するのはライトニング隊とスターズ隊とは別のチームで特殊部隊です。」

なのはが一通り説明すると僕ともう一人、僕と同じ年ぐらいの少年が壇上に上がる。

「特別部隊隊長のゼロ・ハーストンだ。」

「同じく特別部隊の市原翔です。」

パチパチパチ

挨拶が一通り終わり拍手される。

思ったより緊張した。

「てなわけで今のところ、特に任務はないので今日はゆっくりと過ごしてください。では解散」

はやての掛け声でみんな散らばった。

するとなのはが見知らぬ四人をつれて僕に歩みよる。

その四人は僕に敬礼とともに挨拶してくる。

スバルにティアナ、エリオにキャロ。

僕ら特別部隊は彼女たちに命令する権利もあるらしい。

「君は確か…」

僕は顔は知っているその子に言葉をかけた。

そう僕を取り調べた、ティアナ・ランスターだ

「はい、よろしくお願いします。」

僕はニッコリと笑い握手した。

部屋に着くと疲れもあったのか、数分も経たない内に僕はベッドで眠りについた。


夢をみた。


一人、暗闇の中にたっていた。

声が聞こえる。

誰?

初めてじゃない感じ。

以前どこかで?

気のせい

闇に体が飲み込まれて行く。

何故か落ち着く



「!」

ふと目が覚めた。

辺りは夕方だ。

「寝過ぎた…」

周りを見渡すと、ゼロがパソコンと睨めっこをしていた。

「やあ、何しているの?」

「………」

聞こえていないのかな?

僕はもう一度、大きい声で、彼の肩に手を置き、同じ言葉を放った。

すると次の瞬間、ゼロは、僕の手を払った。

そして一言

「勘違いするな…同じ部隊だからと言って、なれ合うつもりはない。」

そう冷たくいい、僕を睨みつけた。

その後彼はパソコンの電源を落とし、部屋を出て行った。

「な、なんだよ…」

僕はぽつんと一人部屋の中に置かれた気分になった。

「はい、それじゃあ、フォアード隊はフェイト隊長の指揮のもとで模擬戦をしてもらうね。私とヴィータ副隊長でショウ君とゼロ君の相手をするから」

「みっちり扱いてやるからな」

なのはと幼女(?)ヴィータ副隊長が立ちはだかる。

「何か言ったか?」

「い、いえ」

危ない危ない。ヴィータに聞こえていたのか?

「準備はOKかな?じゃ行くよ。レディー…Go-」

今回の模擬戦の目的は二人のコンビネーションを深めるのが目的だった。

しかし、ゼロは僕の意見を聞こうとしなかった。

「またあいつ勝手に…」

「行くぞ、ファントム」

『ラジャー』

得意の接近戦でなのはとの間をつめる。

「まだまだ甘いよ」

意図も簡単にシールドでゼロの攻撃をはじく

鮮やか!と心の中で叫ぶ。

「ちっ」

ゼロが舌打ちをする。

「よそ見してると怪我すっぞ…アイゼン!」

ヴィータのデバイスがキラリと光り、僕に突っ込んでくる。

「ギガント…ハンマーァァァ!」

いきなりの大技が迫る。

「!」

ドンっと辺りを砂埃が覆う

「ガジェットを全滅させたのは伊達じゃないらしいな…」

そうつぶやき、ハンマーを背負いながら、上空にいる僕の方をちらりとみる。

「危なかった…」

後、数秒気づくのが遅れてたら間違いなく、アウトだ。

僕は念話でゼロに語りかける。

しかしダメだった。

ゼロの足元に魔法陣が現れる。

どうやら大技を仕掛けるらしい。

「ファントム、いけるな?」

『OKです。』

デバイスが大きな剣となる。

「スクリューザンパー!」

大きな風がなのはたちに襲いかかった。


大きな爆発がおこる。




「はい、今日はここまで。みんなお疲れ様。」

「はあ…はあ…」

くたくただ。

強すぎだよなのは…

ゼロの必殺技が決まったと思えば、魔力砲で相殺して、隙間からヴィータが飛び込んでくるなんて。

流石のゼロも顔を引きずっていた。

あれがエースオブエース

それを考えると先が思いやられる。

しかし頑張らなくちゃ、妹を救い出すために。

僕は重い体を引きずり、ゼロに駆け寄った。

「ゼロ…やっぱり、タッグを極めよう」

「………」

「任務はマンツーマンだし、今日だって…」

「だまれ…俺は一人で充分だ」

その言葉に僕は遂に

「いい加減にしてくれ!君は何を考えているんだ!」

僕は怒鳴りつけた。

僕の怒鳴り声に気づいたのかティアナたちが、駆けつけた。

「足手まといと言いたいんだ…」

ゼロは謝るどころか、突っかかってきた。

「落ち着いてください。」

ティアナとスバルが制止に入る。
作品名:魔導騎士ショウ 作家名:天道 一