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Ib ~とある美術館での物語~

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・・・おかしい、二階であの絵を見てから一階に下りてお母さん達を捜すため一階の展示場所を一周して来たがお母さんやお父さんどころか他のお客さんも係の人もみんな居なくなっていた。
最初は気のせいかと思っていたがここまで捜して誰もいないのは明らかにおかしい。
もしかしたらたまたますれ違いで今は全員二階にいるのかもしれないそう思うことにしてもう一度二階に行ってみることにした。




やっぱり誰もいない。
二階も一階と同じように見てみたが誰もいなかった。
どうしようかと考えているとあるものが視界に入った。

一階に降りる前に見ていた大きい絵だ。
だが今その絵の額縁の角からは青い液体が流れ出ていて、床に小さな青い水たまりが出来ていた。
私がそれをよく見ようと近付こうとした瞬間、水たまりから足跡がでてきた。
その足跡はまるで透明人間が水たまりから歩き出した様に青い足跡を付けながらゆっくりと私の前を横切って行った。