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　　戦闘ロボットは上半身をそのまま戦車のように旋回させて、フレアダイバーに向かって胸の
ガトリング砲を撃ち放つ。

　　　　ギュウィンッ、ヴォルルルルルルルウウウウッッ！！！

　　フレアダイバー　『とあああっっ！！！』

　　　　ドォオオオオオオオオオオオッ・・・ッ！！！　ドォルルルルルルルルルルルルルル！
！！

　　この攻撃をフレアダイバーは、ブースタージャンプしてかわしてみせる。弾丸が、フレアダ
イバーがいた位置に向かって無意味にかっ飛ぶ。フレアダイバーはブースタージャンプしながら
フレアライフルを撃つ。

　　　　ドォズウウウウウッ、ドォズッ、ドォズウウウウウウウウッ！！！

　　　　ディギャンッ、ドォガンッ、ドォオオオオオオオオンッ！！！

　　ボディーの三箇所に着弾。装甲面で爆発が起こる。更にその背後からバスターボンバーのレ
ールキャノンが放たれる。

　　バスターボンバー　『今度はこっちをくらいなっ、レールキャノンッッ！！！』

　　　　ディディディディディディディンッッ！！！　ディディディディディディィッ！！！

　　　　ディギャギャギャギャドォドォドゴォオオンッッ！！！

　　バスターボンバーの攻撃を喰らうと再び旋回し、右腕を無理に伸ばすような体勢でロケット
ランチャーを撃った。バスターボンバーは、これに対抗して胸のバスターブラストを撃ち放つ。

　　バスターボンバー　『おらぁあああっっ！！！』

　　　　ギュドォアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ！！！

　　　　ディドォガゴオオオオォォオオオオッッ！！！

　　撃ち出された中規模のビーム過流が、右腕を弾丸ごと吹き飛ばす。その間にフレアダイバー
は敵機の側面軸上に着地。ブレストファランカーとツインバスターシリンダーを展開させながら
警告した。

　　フレアダイバー　『これ以上の抵抗は無意味だ！！！おとなしく降伏するんだ！！！お前に
勝ち目はない！！！』

　　だが、まったく言葉を聞き入れずに戦闘ロボットはフレアダイバーに銃口を向けて発砲する。

　　　　ドォダララララララララララララアアアァァァァッッ！！！　ドォドォドォドォズズズ
ギャギャガガアアア！！！

　　マシンガンはフレアダイバーをかすめ、後方のビル群に着弾した。

　　フレアダイバー　『こいつはまったく聞き入れないのか？！！・・・・まさか、無人機なの
か？！！』

　　その直感どおりの事を、バスターボンバーが言い放つ。

　　バスターボンバー　『そのとおりだっ！！まさかと思って解析したら、生体反応がない！！
！遠慮はいらねえ！！！』

　　フレアダイバー　『そうと判れば・・・・フルシューティングッッ！！！』

　　　　ヴォルディドドォドォドォォオオオオオオッッ、ゴヴァオンッ、ゴヴァオンッ、ゴヴァ
オッ、ドォドォドォォ・・・

　　フレアデトネイター、ブレストファランカー、ビームガトリング、ビームナパームが同時に
撃ちこまれる。直後のタイミングで、バスターボンバーはバスターランチャーを撃ち放った。

　　軽いチャージをされたプラズマ光弾がかっ飛ぶ。

　　バスターボンバー　『バスターランチャーッッ！！！』

　　　　コォォオオ・・・・ディギゴオオオオオオオオオオオオオオッ！！！

　　　　ディギャギャギャガズズズズドォドォヴォガゴゴオオオオッッ、ヴァギャラゴォヴァア
アアアアアアアアアア！！！

　　戦闘ロボットは、連続で受けた強力なアタックを受け、激しく爆砕。残骸の下半身が炎上し
ながら倒れた。

　　　　ズズズドォオオオオオオ・・・

　　サイレンが鳴り響く中、緊迫した空気は排除された。警察官達も思わず歓声を上げるものも
いた。その後、２体の勇者達はそのまま事後処理に着手した・・・。



　　１１月初頭・ＰＭ１９：３１　六本木ヒルズ周辺



　　武装した作業用ロボット２機が六本木の街で攻撃をしている。一方は二足歩行の人型の工事
用、もう一方は四足走行型のオートマトン(ガンダム００)のような形状のロボットだった。

　　どちらも有人機であり、ガトリングガンの武装が施されている。

　　犯罪者達は己の欲望のままに街で暴れる。

　　犯人Ａ　「ぎゃははははは！！！今の世の中の不満が心底から爆発したぜ！！！全てぶっ潰
してやる！！！」　　

　　　　ドォルルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥッッ！！！

　　犯人Ｂ　「低賃金、低賃金・・・・・っざけんなあああああ！！！」

　　　　バララララララララララララアアアアァァァッッッ！！！

　　　　ドォドォドォドォドォズズズズガガガアアアアッッ！！！

　　市民達　「うああああああああああああっっ！！？」

　　やけくそに撃ち放たれた弾丸が、縦横無尽に飛び交う。建造物は破壊され、市民に死傷者が
発生する。悪の欲望が成してしまう狂気の諸行だ。更に四足走行型のロボットが機体の両側より
ミサイルランチャーを展開させた。

　　コックピットモニターには、不遇にもズームされてしまった何組かのカップルが映った。

　　犯人の嫉妬心が更に高ぶる。

　　犯人Ｂ　「カップル？？ムカつくんだよっ、死ねやアアアアアア！！！」

　　犯人の男はトリガーのスイッチを押し、ミサイルを撃ち放った。生態センサーがあるわけで
はないので、何処へ飛んでいくかは保障できない。

　　　　ドォドォドォドォドォドォシュウウウウウウウウウ・・・・・

　　案の定、不特定の場所へ飛ぶミサイル。道路や車両、ビルを破壊する。

　　　　ドォドォドォドォドォガギャアアアアアアアアアン！！！

　　そして残った一発がショッピング帰りの女子高生達に飛び込んでいく。突っ込むミサイル。

　　その刹那に何かがジャンプして空中を過ぎる。

　　女子高生達　「いやあああああ？！！」

　　　　ドォヴァガゴオオオオオオオオオオオオオオンッッッ・・・・・！！！

　　巻き起こる爆発。だが、目を瞑っていた女子高生達はゆっくりと目を開ける。彼女達は無事
であった。見上げると、背中に「警視庁」と謳ったロボットが立ちそびえていた。

　　ガンレイバーだった。同じく警視庁と謳ったシールドで彼女達市民を守っていた。

　　ガンレイバー　『街中でミサイルなんて、ずいぶんと物騒だなァ・・・・お姉さん達、早く
逃げな！！』

　　女子高生達は、急いでその場を後にする。ガンレイバーに向かって更にガトリングガンが発
砲される。

　　犯人Ｂ　「ざけんな、マッポォおおおおお！！！」

　　　　ドォバルルルルルルルルルルルルウウウウッ！！！

　　　　ドドドドドドドドドドドダギャガガガアアアアンッッ！！！

　　弾丸が命中し、シールドや脚、胸部の装甲面で着弾爆発が起きる。だが、ガンレイバーは無
事であった。煙幕が晴れるのと同時に攻撃対象と見なす。

　　ガンレイバー　『やってくれんな〜・・・・コウボウ及び現行犯、器物損壊の特殊銃刀法違
反ってとこか！！』

　　犯人Ｂ　「あれが警視庁のレイバーズか？！！」

　　　　ドォゴガアアアアアンッ！！！

　　犯人Ｂ　「ぐおおおおお？！！」