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新生勇者戦記ブレイヴサーガ・ディザスター 第88話

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  舞人 「今行くぜっ、紬さんっっ!!!俺は必ず助け出すっ!!!そしてやつらを絶対に許
しはしないっっ!!!!」

  レバーを前にスライドさせてグレートロコモライザーを加速させる舞人と轟龍を加速させる
丈。目指すは八丈島方面に浮かぶ孤島。周辺には既に量産タイプのソルジャー達がホバリングし
ていた。

  そのロボット達こそ先刻、紬達を誘拐したロボット・スクトリアだった。その概観はVガン
ダムに登場したMSのゾロに似ている。

  島の要塞の内部では不敵なまでの態度で榎本が腕を組んで待ち構えていた。

  榎本 「くくく・・・・さぁ来い。マイトガイン。私が最高のもてなしをしてあげよう。」

  やはり何だかの策を手中に持っているようであった。無論、罠もしくはそれに似たかのよう
な策略を見越した上で舞人は榎本の孤島要塞に赴くのだ。



  またその一方で魔女に不覚にも捕らえられた勇士朗は、異次元空間に取り残された状態でい
た。ぐったりと倒れた勇士朗の後方では、無意味にゲタゲタと巨人の魔女が踊っていた。

  巨人の魔女 「ゲヒヒヒヒヒヒ!!!ゲヒヒヒヒ!!!」

  その姿はあたかも無邪気な子供のようであった。だが、姿と大きさだけに不気味さが増す。
その周囲には使い魔の帽子をかぶった魔女達が踊っている。まさにその姿は典型的な姿の魔女だ
った。

  そこへ突如として攻撃が下された。

    ヒュザギャガアアアアアアアンッッッ!!!

  使い魔の一体の上半身と下半身が、分断して吹っ飛ぶ。さやかが駆けつけて来たのだ。彼女
に気づいた使い魔達は一斉に飛びかかって襲撃する。

  使い魔 「キヒヒヒヒヒヒィィ!!!」

  さやか 「っ・・・・はぁああああああ!!!」

    シャギャンッ!!! ズバシャアアアアアッ、ドズバアアアアアアンッッ!!!

  ブレードを振るい、鮮やかな剣さばきで使い魔たちを撃破していく。さやかはその場から舞
い上がって空間を蹴るようにして急降下。

  その惰性と加速力を使って使い魔を串刺しに突き砕く。

    バシュンッ・・・・ザガドアアアアアアアアッッ!!!

  さやか 「えやああああああああ!!!」

    ザシュバアアアアアアアンッッ!!!

  一振りの薙ぎで3体が斬り裂かれる。今度はさやかが使い魔に飛び掛って次々に圧倒してい
く。

  さやか 「でああああああああ!!!」

    ズバシュン、ダシャズバアアアアアン!!! ズシュッ、ズバディガアアンッ、ザバシ
ュウウウンッッ!!!

  マントをひらめかせて倒れた勇士朗に振り返る。その時、残っていた一体がさやかに襲い掛
かろうとした。

    グワアアアアアッッ・・・・!!!

  さやか 「ッ?!!しまったッ・・・・!!!」

  琢磨 「おおおおおおっっ、ゴルディオンハンマァァアアアアアアアアア!!!」

    ディゴドォオオオオオオオオオオオオ!!!

  さやかの魔力を賭した大ハンマーが使い魔を砕く。サポートで駆けつけた琢磨だった。

  琢磨 「ふう!!間に合った・・・・さやかちゃん、足速いんだもん!!」

  さやか 「そりゃあ、人命がかかってますからね!!でも、ありがとう!!」

  琢磨 「えへへへへ・・・ん??この倒れてるお兄さんは??」

  さやかは直ぐに勇士朗に駆け寄る。そして勇士朗だということに気づく。

  さやか 「勇士朗さん・・・・どうして?!!」

  琢磨 「知ってるの?!!」

  さやか 「あたしが居候させてもらってる聡君のお姉さんの友達。もっと言えば、今目の前
にいる巨大魔女を斃せる力を持った勇者の人よ!!!」

  琢磨はかすかに会ったことしかなく、初対面に等しかった。思わず驚愕する。

  琢磨 「ええ?!それって、聡みたいな勇者?!!」

  さやか 「うん!!実際にこの目で見たから・・・・確か、ファイバードとか言ってた。で
もどうしてそんな彼が??」

  ひたすら強いイメージしかなかったさやかには疑問符がわく。強力なマイナスエネルギーは
放射能のようなものだ。それを直に喰らい続ければ、気を失うのは当然であった。

  だが、巨人の魔女は容赦しない。いつの間にかさやかの目の前に移動していた。巨大な拳が
襲う。

    ドォギャズウウウウウウウウ!!!

  琢磨 「おおおおおおお?!!」

  さやか 「琢磨くんっっ!!!」

  さやかは衝撃で吹っ飛ぶ琢磨を舞い上がって抱きしめるようにキャチした。思わず琢磨はぽ
わーんとした気持ちになった。

  琢磨 (さやか・・・・ちゃんっっ・・・!!!)

  無論さやか自身はそんなつもりで抱きしめたわけではない。さやかは着地して、琢磨を下ろ
す。

  さやか 「下がってて!!後はあたしが!!!はぁあああああああ!!!」

    ギュアアアアアアアアアアア!!!

  魔力を全開にしてブレードを12本展開させる。そしてブレードをファングのように放つ。

    ギュギュギュギュギュギュアアアアッッ!!! シュギュギュギュオッ、ギュギュギュ
オッ、ギュギュオッ!!!

    ザギャドォドォドォドォドォドォドォドォッッ、ズディガガガガアアアアッッ!!!

  巨人の魔女の巨体に全てのブレードが縦横無尽に飛び交い、ミサイルのように直撃する。そ
して、さやかはブレードをチャージアップさせてドンッと飛び立つように加速した。

    ドォオオオオオオオオオオンッッッッ!!!

  さやか 「あたしが名づけた技っ・・・・エターナル・トラストッッッ!!!」

  電光石火のごとく、巨人の魔女に突っ込むさやか。さやかは魔女を突き抜けた。

    ズギャガドォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

  琢磨 「やったああ!!!」

  ガッツポーズをとる琢磨。だが、次の瞬間に繰り出された裏拳でさやかは吹っ飛ばされてし
まう。

    ゴオオオオオッッ・・・・ドォガゴオオオオオオオオッ!!!

  さやか 「きゃあああああああああ!!!」

  琢磨 「さやかちゃあああああん!!!」

  さやかは強く叩きつけられて異次元の地表を転がる。更にそこへ巨人の魔女は、気弾のよう
なものを放った。

    ディドォアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!

    ギャガダァアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!

  爆発に巻き込まれながらさやかは琢磨の方へと吹き飛んできた。

    ドッッッ!!

  さやか 「あうっ――――っ!!!」

  琢磨 「さやかちゃんっ!!!」

  琢磨はさやかに駆け寄り、彼女を抱き起こした。想いを寄せる女の子の傷ついた姿は誰も見
たくはない。琢磨は不甲斐ない自分が許せずにいられなかった。

  琢磨 「さやかちゃんっっ!!!さやかちゃんっっ!!!ちっくしょおおおおお!!!」

  だが、さやかは叫ぶ琢磨をなだめるように言った。魔法少女は、急所(頭)を壊されるか、コ
アのソウルジェムを壊されない限りはほぼ無敵だからだ。増してや彼女の根本魔法は、癒し効果