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Ib ~とある美術館での物語(2)~

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「と、とにかく!こういう変なのがいるから気を付けて進むわよ!」

「・・・うん、わかった」

と返事をしたが、「この先大丈夫かな?」と心の中で思った。



それからしばらく歩いているとドアが見えてきたが、

「・・・このマネキン邪魔ね」

ドアの前には美術館にあったマネキンのような置物が置いてあった。

「・・・コレって美術館にあったやつと同じものかなギャリー?」

「多分そうでしょうね。しかし、見事に塞いじゃってるわね・・・」

ギャリーの言うとおり置物がドアを完全に塞いでいてこのままでは通れそうもない。