Ib ~とある美術館での物語(2)~
―イヴサイド―
ギャリーが目玉に目薬をさし終えた後、壁を調べ始めたかと思ったら急に壁の奥へ消えてしまった。
どうしようかと思っているとギャリーが壁から出てきていた。
そのまま何事もなかったように私の方へ歩いてきた。
「急に壁の奥へ消えるからビックリしたよ」
「ごめんなさいイヴ。でもほら見て、指輪見付けたわよ」
「あ、本当だ。じゃあ早速届けよ」
「ええ。行きましょう」
私はギャリーと合流すると早速花嫁と花婿のところへ向かった。
作品名:Ib ~とある美術館での物語(2)~ 作家名:エグゼター