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Ib ~とある美術館での物語(2)~

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「ねぇ、逃げないでよ、バラちょうだいよ・・・」

そう言いながら女の人は絵を保護しているガラス?の様なものをたたき出した。

その叩く力が段々と大きくなりガラスにはヒビが入り始めていた。

まずい、そう思ってドアのところへ行こうと絵に背中を向けたとき、

バリンッ!

振り向くと絵は床に落ちていて絵の周りにはガラスの破片が散らばっていた。

絵からは絵の中にいたであろう赤い服を着た女の人が上半身だけ出してこちらを見ていた。

「フフフ・・・逃がさないわよ・・・」

「キャッ!」

そう言うと女の人は赤ちゃんのハイハイみたいに腕だけを使ってこちらに迫ってきた。

私はそれを見て急いでドアの方へ走り出した。