Ib ~とある美術館での物語(2)~
机や花瓶には特になにもなかったため他の部屋へ移動しようと思った時、
「ガチャ」
と音がして私が入ってきたドアとは違うドアから紫色の髪の人が部屋に入ってきた。
服装は青いコートとその下に薄い緑色のシャツを着ていて、茶色っぽいズボンをはいていた。
その人は私に気が付くと少し驚いた様な顔をしたが、
「も、もしかして・・・アンタ美術館にいた・・・人?」
「・・そ、そうだけど?」
そう言うとその人は安心した表情になり、
「あぁ良かった!アタシの他にも人がいた!」
と言いこちらに歩いてきた。
作品名:Ib ~とある美術館での物語(2)~ 作家名:エグゼター