Ib ~とある美術館での物語(3)~
「ああ、やっぱり!ねぇ、良かったら一緒に行かない?」
「え・・・?」
「女の子一人じゃ危ないわ。ここ変な生き物とか結構いるみたいなのよ。だから一緒に行きましょ?みんなでいた方が心強いし」
そう言われて女の子は少し考えるそぶりをすると首を縦に振って、
「うん、行く・・・!」
と言った。
「んじゃ、決まりね!あ、名前はなんていうの?」
「・・・メアリー」
「メアリーね!よろしく、メアリー」
「・・・うん!えっと・・・イヴ、よろしく」
「うん、こちらこそよろしくね」
「・・・うん!」
「よーし、それじゃあ仲間も増えた事だしはりきって行くわよ!」
「おー!」
ギャリーの言葉にメアリーは先程までとは変わって元気よく答えた。
私も新しい仲間が出来てすごく嬉しかった。
作品名:Ib ~とある美術館での物語(3)~ 作家名:エグゼター