MuV-LuV 一羽の鴉
まぁ…この結果を突きつけられたので、俺が考えていた内容よりもハードにするが。
「分かったか?」
「「「了解!」」」
そう返事を返してくれた皆の表情は嬉しそうだ。
まぁ勝った褒美にもなっていたくらいだ。皆強くなれるのは嬉しい事なんだろう。
「あ、あの」
「ん?」
これで今日の所はいいだろう。と思っていると隣に居た白銀から声を掛けられた。
「俺にも個人訓練してもらっていいですか?シルバさんに教えてもらえば俺ももっと強くなれると思うんです」
これは以外だな。まさか白銀からそう言って来るとは思っていなかった。
…皆の目標にも個人訓練、か。まぁ目標が高ければ高い程やる気がでるだろう。そう言う意味合いではいいかもしれん。
「ああ、いいぞ」
「ありがとうございます!」
それにしても此処にいる全員に個人訓練か…本当にスケジュールを詰めないといけなさそうだな。
こうスケジュール管理に長けている人間が欲しいものだな。
香月に言えば秘書的な人間を俺の方に回してくれないだろうか?どうもそういうのは苦手なんだよな。
「それじゃあ解散だ。俺はスケジュールの管理をしないといけないから先に行かせてもらうぞ」
思いついたら行動。
早くやるに越した事はないからな。
…秘書については後で香月に言ってみるか。涼宮が秘書でもいいんだけどな…あいつも暇じゃないだろう。
しかし今回のシミュレーター結果…そろそろ違う機体をあいつらに回した方がよさそうだな…。
あいつらの腕に撃震がついていけてない。何となくだがそう感じた。
かく言う俺もとっくに昔からそう感じているが、そう新型機を此方に回してくれる訳もない。
この話も香月に回しておこう。
…秘書に新型機。
前回の新型武装の話もまだ終わっていないと言うのに…更に追加で注文したら物が飛んできそうだな。
次の段階にステップアップ、か。
次の段階に目指すべきものは何か、その事について頭を回転させながらも自室の方へと足を急がせた。
※誤字脱字、可笑しな文章などがありましたら指摘の方宜しくお願いします。
作品名:MuV-LuV 一羽の鴉 作家名:コロン