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新生勇者戦記ブレイヴサーガ・ディザスター 第89話

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  そして吹っ飛ぶ巨人の魔女に回り込むようにして、回し蹴りを喰らわせる。更に加速して追
いかける。今、琢磨の脳裏に剣撃格闘ゲームのビジョンが浮かんでいた。カイゼルファイヤーと
一体となり、攻撃のコンボを加える。

    ギュゴアアアアアアアアアアアアッッ・・・・シュゴアアアッッ!!!

  再び回り込み、3連撃の斬撃を喰らわせる。この時点でかなりのダメージを与えていた。

  カイゼルファイヤー&琢磨 『おおおおおおおおおっっ!!!』

    ザザザギャアアアアアアアアアアンッッ!!!

  巨人の魔女 「キキュアアアアアアアアッ!!!」

    ズズズズドォオオオオオオォォ・・・・

  吹っ飛んだ魔女を見ながら着地するカイゼルファイヤー。先程とは打って変わってのパワー
に琢磨は狂喜乱舞した。

  琢磨 「うおおおおお?!!さっきと全然っ違うぜっっ!!!」

  対してさやかは凄まじいGで気がまいっていた。だが、ここは魔法少女の特権・ソウルジェ
ムの特性で肉体の負担感覚を遮断する。

  さやか 「っ〜・・・・なんていうGなの・・・・でも、あたしがしっかりしなきゃまたや
られちゃうっ!!!」

  カイゼルファイヤー 『私の力が発揮された証拠だっ!!次の攻撃が来るぞ!!!』

  一瞬で起き上がった巨人の魔女は手をかざしながら、先程さやかに見舞った気弾を放つ。

    ディギュオオオッ、ディギュォッ、ディギュオオオオ!!! ディギュオッ、ディギュ
オオオオオ!!!

  真っ向からかっ飛んで来る気弾。カイゼルファイヤーは左腕のシールドでガードする。

    ディギャンッ、ドォガゴオオオッ、ズドォガアアアアンッ・・・・!!!

  着弾時の爆発に包まれていくカイゼルファイヤー。魔女が最後に放った二発が迫る瞬間、カ
イゼルファイヤーは、カイゼルブレードを瞬時に振るい、気弾そのものを叩き斬った。

    ズギャダッッ、ドォギャガオオオオオオオオンッッッ!!!

  ギンッと両眼を光らすと、さやかがかっと目を見開いて魔力循環を加速させた。再び人機一
体となっての突撃。

  カイゼルファイヤー&琢磨 『おおおおおおっっ・・・・・!!!』

  さやか 「はぁああああああああああっっ!!!」

    ドォバオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!

  巨人の魔女は迫り来るカイゼルファイヤーに気弾を放つ。

  巨人の魔女 「キケケケキイイイイイ!!!」

    ディギュゴオオオッ、ディギュゴオオオッ、ディギュゴッ、ディギュゴッ、ディギュゴ
オオオオッッ・・・!!!

  カイゼルファイヤーは攻撃を左右にかわしながら加速していく。そして時に直撃コースの気
弾をカイゼルブレードで斬り砕く。

    ゴオオオオオ・・・・ズギャオンッッ・・・・ォォオオオオオオ・・・・ドォガオンッ
・・・ゴオオオオッ!!!

  そのまま加速力をつけてカイゼルブレードを巨人の魔女に突き刺す。大ダメージが巨人の魔
女を襲う。

    ザズグウウウウウウウウウンッッ!!!

  巨人の魔女 「―――――!!!?」

    ズドシャオッッ・・・ズザギャギャガンッッ・・・ザギャガガザシュンッ・・・・ザギ
ャドォズバンッ!!!

  その状態からカイゼルブレードを抜き取り、巨人の魔女を滅多斬りにする。だが、原作の美
樹さやかのような狂気に満ちた滅多斬りではなく、熱き闘争心から来る魂の篭った剣撃だ。

  閉めに、カイゼルファイヤーは再び蹴りを見舞う。そしてフットブースターダッシュで高速
後退。一気に後方へと引き下がっていく。

  だが、決して逃げるためではない。止めの間合いを作る為の意図的な後退だ。

    ドォガゴオオオオオオオオッッ・・・・グンッ、ギュズドォオオオオオオオオォォォォ
!!!

  カイゼルファイヤー 『止めを刺すぞっ、琢磨、さやか!!!』  

  琢磨 「止め?!!必殺技か?!!」

  カイゼルファイヤー 『そうだっっ!!!さやかは力をカイゼルブレードに集中させて、カ
イゼルブレードをチャージアップさせてくれっ!!!琢磨は全力の勇気と闘争心を持って私と共
に必殺技・カイゼル・ファイブレードを撃つぞ!!!』

  琢磨 「よっしゃあああっ!!!頼んだぜっっ!!!さやかちゃん!!!」

  さやか 「でもどうやって??!」

  カイゼルファイヤー 『今私が手にしているカイゼルブレードに君の力を集中させるイメー
ジを浮かべるんだ。』

  なんとなくイメージを掴めたさやかは、目を閉じて魔力を集中させる。そして合図がてらに
叫んだ。

  さやか 「・・・・・よっし・・・・カイゼルブレード、チャージアップッッ!!!」

    キュピアアアアアアアアアッッ・・・・!!!

  さやかは髪やマントをなびかせながら魔力の光りを放つ。その魔力が、プラスエネルギーに
転換されて右腕ごとカイゼルブレードへと注ぎ込まれていく。そのタイミングでカイゼルブレー
ドを一瞬ふるい、切っ先を天高くかざす。

    フォン・・・・・ギュファオンッ!!!

  魔法少女の魔力が上乗せされ、本来以上の力が発生していた。

  カイゼルファイヤー 『おおおおっ・・・!!!』

    ヴィギゴオオオオオオオオッッ!!!

  刀身からエネルギーがスパークしながら解き放たれる。そして、シュオッと振るいながらグ
ンとカイゼルブレードを構えてみせた。

  カイゼルファイヤー 『いくぞっっ・・・カイゼル・ファイブレェエエエドッッ!!!!』

  琢磨 『いっけえええええええええっっ!!!』

    ディギュギオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ!!!!

  切っ先から炎の魔弾が解き放たれる。その炎はフェニックスに酷似している。いわば、グレ
ートファイバードのバードエクスプロードの中規模版といった技だ。真っ直ぐにかっとぶ炎の魔
弾は地面を統べるように高速で突き進む。そして標的に直撃した。

    ゴォオオオオォォ・・・・・・ディズドォギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオッッ!!!!

  凄まじき爆炎を上げながら巨人の魔女は砕け散った。カイゼルファイヤーはその炎をバック
に、元のサイズに戻ったカイゼルブレードを胸に装着し、覇気を撃ち放ちながら勝利を決めた。

    カシンッ、キュバオオオオオオオオオオンッ!!!



  一方、榎本が身を置いている孤島では芳しくない事態が展開していた。

  舞人と丈は拘束されあげく、身代金ごとグレートマイトガインと轟龍を鹵獲されていた。

  彼らの超AIは完全に停止させられた状態にあり、人で言えば仮死状態だ。

  榎本の部下と思われる男達が、幾つもの配線を繋げながら分析している。超AIのデータや
機械的構造、装甲素材、構造配線等のデータが収集されていた。無論、どのデータも門外不出の
企業機密のデータである。

  男A 「このデータがあれば、我々、秘密結社ブラックノワールの技術面が飛躍的に向上す