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Ib ~とある美術館での物語(4)~

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「あらま、さっきはよく調べなかったから気付かなかったけどこんなところに通路があったのね。まぁ、とりあえずここから出られそうね」

私はそう言うとしゃがんで通路を通り始めた。

通路自体はそんなに長くなかったがしゃがんでの移動だったので少し時間が掛かった。

通路を通った先もまた通路になっていたが、今度の通路は今まで通ってきたものと同じでしゃがむ必要はなかった。

「・・・一体何処へ通じてるのかしら」

通路を歩いて行くと左への曲がり角にたどり着いた。

曲がり角には先程の不気味な人形が置いてあり壁には、

“こんにちはギャリー。わたしひとりでさみしいの、だからいっしょにつれてって”

と書いてあった。

「・・・誰が一緒に行くのよ、ゴメンだわ」

私は人形に向かってそう言うとふたたび歩き始めた。