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Ib ~とある美術館での物語(4)~

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―ギャリーサイド―

私が見付けた作品の紹介にはこう書かれていた。

『メアリー』 ----年
ゲルテナが手掛けた生涯最後の作品。
まるでそこに存在するかのように佇む少女だが彼女は実在しない人物である。

紹介文の反対側のページにはさっきまで一緒に行動していた少女の絵が載っていた。

「な、なんでよ・・・え?うそでしょ・・・これ・・・」

私は目を疑った。

だが、その少女の絵は間違いなくメアリーだった。

(実在しない・・・!?どういうことなの・・・。じゃあ、それじゃあ今イヴといるのは・・・まさか・・・とにかく早くイヴと合流しないと)

そう思っていると部屋の外で物音がした。

「イヴ!?メアリー!?」

私がそう叫びながら部屋の外へ出た。

外へ出てみたが部屋には誰もいなかったが、ドアノブが異常に冷たかったドアが半開きになっていた。